こんにちは、リキリツです。
今回は、私が初めて取得した資格「初級システムアドミニストレータ試験(初級シスアド)」を取得するために投資した時間とお金、そして資格を取得したことで得られた成果を紹介致します。
「初級シスアド」とは平成13年から平成21年(2003年~2009年)まで実施されていたIT系の入門レベルの国家資格です。
現在では「ITパスポート試験」が後継資格の位置づけとなっていますので、「ITパスポート試験」の受験を検討されている方に参考にしていただければと思います。
資格は「役立つ」のか「役立たない」のか私の実体験を元に書かせていただきます。
1. 投資したもの
1-1. 資格取得までの投資金額
私が初級シスアドの試験勉強を独学で行って使ったお金をまとめると以下の表のようになります。
項目 | 金額[円] |
---|---|
「初級シスアドパーフェクトラーニング過去問題集」 | 1,554 |
受験料 | 5,100 |
合計 | 6,654 |
初級シスアドの資格を取得するために使った合計金額は、6,654円でした。
なお、参考までに受験時の私のスペックは下記のとおりです。
- 理系出身(私立大学の電気工学科卒)の社会人
- IT系のスペックはほぼ素人レベル(プログラミング知識なし)
- ワード・エクセルを業務で使用できる程度
※文房具の費用などは、資格を受験しなくても使っていた金額と思われるので含めておりません。
1-2. 資格取得までの勉強時間
初級シスアドの試験勉強期間は試験前の約2か月間です。
1日の勉強時間は、前半1か月は約1時間/日、後半1か月は約2時間/日でした。
勉強時間の合計は約100時間でした。
2. 得られた成果
2-1. 資格手当が支給されるようになった
当時、勤めていた会社では情報系(IT系)の資格に対して下記の金額の資格手当がありました。
- 初級シスアド/ ITパスポート試験:2,000円/月
- 基本情報技術者試験 :3,000円/月
- 応用情報技術者試験 :5,000円/月
初級シスアドの資格取得により、1か月に2,000円、1年で24,000円の金額が得られるようになりました。
使った金額が6,654円だったので、
6654 ÷ 2000 ≒ 3.327 か月
…4か月で投資金額を回収することができました。
初級シスアド/ITパスポートはコスパの良い資格といえると思います。
※会社によっては、資格手当がなかったり、一時金の支給のみであったり、資格取得に対して補助金がでたりする会社もありますので、会社の規定をご確認の上、制度をフル活用して資格取得を目指しましょう。
2-2. 上位資格取得へのステップアップのための足掛かりとなった
いきなり難易度の高い資格の取得を目指すのはハードルが高く感じて、なかなか挑戦に踏み出せなかったり、途中で挫折してしまうこともあります。
私は入門資格の初級シスアドで得たIT系の基礎知識と資格試験を受験した経験があったことで、IT系の上位資格の「応用情報技術者試験」や電気系資格の「電験三種」などの資格を受験し、取得することができました。
「応用情報技術者試験」ではIT系の基礎知識があったことで段階的にレベルアップをして応用問題に対応する実力をつけることができました。
「電験三種」の「機械」課目では「情報処理」の分野の問題も出題されるので、初級シスアドの知識があったことでスムーズに理解することができました。
2-3. 転職に有利に働いた
転職時に履歴書の資格欄に記載することで、働きながら資格を取得したということをアピールできました。
私は転職を2回経験しているのですが、資格が1つもなかった1回目の転職では、次の仕事が決まるまで約6か月かかりましたが、資格を3つ取得した後の2回目の転職では約2か月で次の仕事が決まりました。
3. 最後に
以上、私の経験では、初級シスアドを取得したことで、投資したものより大きい成果を得ることができたので、「初級シスアド」は「役立つ」資格だということができます。
これは、後継資格のITパスポート試験でも同様の効果があると思われますので、ぜひ参考にしていただければと思います。
ITパスポート試験の合格率は約50%です。
独学で勉強を始めたが理解できない部分が多すぎると感じたり、勉強のやり方が分からないという方は、資格講座に申し込むことで合格の確率をあげることができますので、ご検討してみてはいかがでしょうか。
↓ ↓ ↓
まとめ
約7000円のお金と100時間の勉強時間で合格でき、
取得すれば、資格手当、上位資格へのステップ、
転職時のアピールポイントなどのメリットがあります!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。