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【2級ボイラー技士】受験前に下調べしたこと

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こんにちは、リキリツです。

 

私事ですが、この度「2級ボイラー技士試験」という資格試験を受験することにしました。

 

私はこれまで9つの資格を取得してきた経験がありますが、資格を攻略するための第一歩として目標の資格について下調べをすることは重要なことだと思います。

 

今回は初めて「2級ボイラー技士試験」を受験するために必要な情報についてまとめた記事を書かせていただきます。

 

2級ボイラー技士試験という資格にご興味をお持ちの方に参考にしていただければと思います。

 

 

1. 「2級ボイラー技士」の資格について

2級ボイラー技士」は、伝熱面積の合計が25m2未満のボイラーを取り扱う業務に就くための資格です。

 

上位資格に伝熱面積25m2以上~500m2未満のボイラーの取り扱いができる「1級ボイラー技士」と、伝熱面積500m2以上のボイラーの取り扱いができる「特級ボイラー技士」があります。

 

ここで伝熱面積とは、ボイラーの規模を表しています。

 

2級ボイラー技士で取り扱いができるボイラーには、製造設備、冷暖房用、給湯用などの用途のものがあります。

 

(参考リンク)

公益財団法人 安全衛生技術者試験協会のホームページで資格の詳細について確認が可能です。

 ↓  ↓  ↓

公益財団法人 安全衛生技術試験協会 (exam.or.jp)

 

2. 試験場所と試験日

2級ボイラー技士」の試験は全国に7か所ある安全衛生技術者センター(北海道/東北/関東/中部/近畿/中国四国/九州)では、毎月1~2回実施されています。

 

ただし安全衛生技術者センターでの試験は全て平日に実施されているとので注意が必要です。(2022年度は火・水・木・金曜)

 

安全衛生技術者センターの所在地は必ずしも各地方の中心にあるわけではなく、遠方での受験となることがあるので注意が必要です。

 

(参考リンク)

2022年度の安全衛生技術者センターで実施される「2級ボイラー技士試験」日程

 ↓  ↓  ↓

 日程(二級ボイラー技士) (exam.or.jp)

 

(参考リンク)

全国7か所の安全衛生技術者センター所在地

 ↓  ↓  ↓

本部、各センターのご案内 (exam.or.jp)

 

また各都道府県には1年に1~2回の出張試験が実施されています。

 

出張試験は平日だけではなく、土曜・日曜に実施されることもあります。

 

(参考リンク)

2022年度の各都道府県での出張試験の日程について

 ↓  ↓  ↓

公益財団法人 安全衛生技術試験協会 (exam.or.jp)

 

3. 試験についての基本情報

「2級ボイラー技士試験」についての基本情報を下表にまとめます。

 

試験形式 筆記試験・マークシート方式・五肢択一式
試験時間 3時間(13:30~16:30) ※
受験資格 なし(誰でも受験可能)
試験手数料 6800円

 

※出張試験の試験開始時刻は、試験会場ごとに定められます。

4. 受験科目・問題数・合格基準

「2級ボイラー技士試験」の受験科目・問題数・合格基準は下表のとおりです。

 

科目 問題数 合格基準
ボイラーの構造に関する知識 10問 40%以上正解(4問以上正解)
ボイラーの取扱いに関する知識 10問 40%以上正解(4問以上正解)
燃料及び燃焼に関する知識 10問 40%以上正解(4問以上正解)
関係法令 10問 40%以上正解(4問以上正解)
合計問題数 全40問 60%以上正解(24問以上正解)

 

※合格基準は「全科目60%以上正解することかつ各科目40%以上正解すること」です。

合格・不合格になる得点の例を以下の表に示します。

 

(合格・不合格の例)

構造 取扱い 燃焼・燃料 法令 合計 合否
6問(60%) 6問(60%) 6問(60%) 6問(60%) 24問(60%) 合格
4問(40%) 7問(70%) 7問(70%) 6問(60%) 24問(60%) 合格
4問(40%) 4問(40%) 4問(40%) 4問(40%) 16問(40%) 不合格
3問(30%) 8問(80%) 8問(80%) 8問(80%) 26問(65%) 不合格

 

上から1番目と2番目の例では、合格基準「全科目60%以上正解することかつ各科目40%以上正解すること」を満たしているので合格になります。

 

上から3番目の例では、4科目全て40%以上正解していますが、合計が60%未満なので不合格となります。

 

上から4番目の例では合計得点は60%以上ですが、40%未満の得点の科目が1科目あるので不合格となります。

 

(参考リンク)

公益財団法人 安全衛生技術者試験協会のホームページで前年度2回分の過去問題が例題として閲覧可能となっております。

 ↓  ↓  ↓

公表試験問題(労働安全衛生法に基づく免許試験) (exam.or.jp)

 

5. 合格率

「2級ボイラー技士試験」のH29年~R3年度までの過去5年の合格率は以下の表のとおりです。

 

年度 受験者数(人) 合格者数(人) 合格率(%)
R3 24,260 12,953 53.4%
R2 16,098 9,400 58.4%
R1 25,192 12,803 50.8%
H30 25,601 14,297 55.8%
H29 27,393 15,609 57.0%
直近5年統計 118,544 65,062 54.9%

 

直近5年間の合格率の範囲は50.8~58.4%で、平均54.9%になります。

 

6. 受験申請の手続きについて

「2級ボイラー技士試験」の受験申請はインターネットでの申請には対応されておらず申請書による申請のみとなります。

 

簡単な流れは以下のとおりです。

 

センターに申請書を請求する。

 ↓

届いた申請書に必要事項を記入し、

顔写真、本人証明書のコピーを貼り付ける。

 ↓

郵便局又は銀行から受験手数料を振り込む

 ↓

申請書に払込受付け証明書を貼り付ける。

 ↓

A4サイズ封筒に申請書を入れ、簡易書留でセンター宛てに郵送する。

 ↓

受験票が届く(約1週間後)

 

(参考リンク)

受験申請の手続きについての流れは、以下リンクから確認できます。

 ↓  ↓  ↓

受験申請から資格の取得まで (exam.or.jp)

 

 

7. 免許の申請について

「2級ボイラー技士」の免許の申請には、試験の合格の他にも条件が必要です。

 

実務経験なしで試験に合格された方であれば、ボイラ協会で実施される3日間の「ボイラー実技講習」を受ける必要があります。

 

ボイラー実技講習」を受講する時期は試験前でも試験後でもどちらでも良いそうです。

 

費用は受講料+テキスト代で約24,000円ほどかかるようです。

 

(参考リンク)

2級ボイラー技士免許を受けることができるものの条件について

 ↓  ↓  ↓

二級ボイラー技士免許の取得について | 一般社団法人 日本ボイラ協会 (jbanet.or.jp)

 

(参考リンク)

ボイラー実技講習の日程について

 ↓  ↓  ↓

ボイラー実技講習会日程 | 一般社団法人 日本ボイラ協会 (jbanet.or.jp)

 

 

…以上、2級ボイラー技士試験を初めて受験するときに下調べしたことについて書かせていただきました。

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。