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【電験三種】半年で一発合格を目指すための攻略法

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こんにちは、リキリツです。

 

電験三種の試験は今までの1年に1回の実施から、2022年度より1年に2回の実施へと変更になりました。

 

よって一発合格を目指すのであれば、だいたい半年の学習期間で合格できるレベルに達する必要があるということです。

 

今回は電験三種を一発合格を目指す方のために半年間にやるべき攻略法について書かせていただきます。

 

私は電験三種の試験を2回受験して合格できました。

 

私自身は一発合格をすることができませんでしたが、不合格の経験を活かして自分がした失敗をしないように最短ルートの攻略法を提案させていただくことができると考えております。

 

電験三種の一発合格を目指している方に、1つの意見として参考にしていただければと思います。

 

 

1. 準備するべき参考書・過去問題集

 

電験三種を一発合格するために準備していただきたいおすすめの参考書・問題集以下表の5+1冊になります。

 

タイトル 出版社 備考
電験三種合格一直線「理論」 オーム社 「理論」科目の参考書
電験三種合格一直線「電力」 オーム社 「電力」科目の参考書
電験三種合格一直線「理機械」 オーム社 「機械」科目の参考書
電験三種合格一直線「法規」 オーム社 「法規」科目の参考書
○○年版 電験三種過去問詳解 オーム社 直近10年分の過去問題集
電験三種合格の数学 日刊工業新聞社 電験三種に必要な数学の知識についての参考書
※理系の方、計算問題の解き方が理解できる方は不要

 

参考書は合格一直線」シリーズを4科目分の4冊を購入することをおすすめします。内容が充実しておりページ数も多すぎないので、半年で電験三種を攻略するためには最適の参考書だと思います。

 

過去問題集はオーム社より発売されている10年分のものがおすすめです。

 

数学の教科書「電験三種 合格の数学」は「合格一直線」シリーズを読んでみて、計算問題を解く際の数学のテクニックが分からないと思った方のみご購入してみてください。

 

理系の方であれば「電験三種 合格の数学」は購入しなくても問題はないと思います。

 

(関連記事)電験三種のおすすめ参考書・問題集については以下リンク記事にて詳細を書かせていただいております。よろしければご参照ください。

 ↓  ↓  ↓

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2. スケジュールを作成する

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6ヵ月=約180日の学習期間をどのように使うかをざっくりとしたもので構いませんのでスケジュールを作成して計画します。

 

スケジュールに最低限必要なことは過去問題集10年分を解く時間を確保することです。

 

参考として以下のスケジュールを提案しますので、参考にしてみてください。

 

 

やること 日数 備考
参考書1周 40日 参考書10日で1冊×4科目分(ノートは作らない)
過去問題集1周目 40日 4科目×10年分。1日1科目
過去問題集2周目+ノート作成 40日 1日2科目+分からない部分のノートを作成
過去問題集3周目+弱点強化 40日 間違った問題を中心に学習
ラストスパート 20日 模擬試験、まとめノート作成、弱点強化
合計日数 180日  

 

3. 最初に参考書「合格一直線」を1通り読む

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4科目「理論」・「電力」・「機械」・「法規」用の参考書「合格一直線」を途中に出てくる問題を解きながら一通り読みます

 

1科目ずつまとめて読んでも構いませんが、例えば1章ごとに科目を変えながら読むようにすると飽きずに勉強を続けることができます

 

またこの段階では深く理解する必要はありませんので、時間をかけすぎずに分からなければ解答を見るだけでも良いのでサラっと読んでください。

 

ここで時間をかけすぎるより、この後の過去問題集を解く時間を多くかけるるほうが効率よく合格する実力をつけることができます

 

よってノートは最初に作らないほうが良いです

 

勉強の初めからノートを作成するとボリュームが多くなり、時間もかかり過ぎるし後か見にくいものになってしまい、結局終盤でノートを作り直したりすることになり効率が悪くなります。

 

 (商品リンク)合格一直線シリーズ 

  

  

  

  

 

 

 

4. 過去問題集を正誤・得点を記録しながら、3周解く

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4-1. 過去問題集1周目

過去問題集1週目は1日1科目1年分ずつ解いていきます。

 

分からない部分は解説と参考書を読みながら、できる範囲で理解しながら学習を進めます。

 

解説を読んでも理解できない問題は無理せず飛ばして、次の問題に取りかかります

 

電験三種は正解率60%で合格できますので、全ての問題を無理して理解する必要はありません。

 

過去問題集には頻出される問題もあり、解いているうちに覚えられるものもありますので、1周目ではまだノートの作成は必要ありません

 

必ずしなければいけないのは、正解した問題、間違えた問題、得点(正解率)が分かるように成績をエクセル表にまとめていくことです。

 

成績を表にまとめておくことで、2周目~3周目と進めていくうちに成長が可視化できるので学習を続けるモチベーションになりますし、また不正解だった問題を抽出しやすいので終盤の弱点強化の学習にも役立ちます

 

エクセル表の作成方法は、リンクの関連記事に詳細を書かせていただいておりますのでご参照ください。

 

過去問1周目のポイント】  

●1日1科目1年分を解く。

 

●間違った問題は解答と参考書で調べる。

 

●難しすぎる問題は飛ばす

 

●エクセル表で成績をつける。


●ノートは作らない。

 

(関連記事)過去問題集の成績をエクセル表にまとめながら行う学習法は、以下リンク記事にて詳細を書かせていただいております。よろしければご参照ください。

 ↓  ↓  ↓

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4-2. 過去問題集2周目+ノート作成

過去問題集2周目も1日1科目ずつ解いていきます。

 

1周目で難しすぎて飛ばした問題は再度挑戦しましょう。

学力がついて理解できるようになっていることもあります。

(理解できなくても無理せず飛ばしても大丈夫です。)

 

成績はエクセル表に追記して記録します。

 

2周目は1周目より問題を解くスピードが速くなり時間に余裕ができますので、間違えた問題について参考書で調べながら覚えたいポイントをまとめたノートを作成していきます。

 

ノートは分野ごとにルーズリーフに作成していくことをおすすめします。

理由は加筆・修正・ページの挿入・削除がしやすいからです。

 

 

過去問2周目のポイント】  

●1日1科目1年分を解く。

 

●間違えた問題は参考書で調べて、覚えたいポイントをノートに作成する。


●ノートはルーズリーフを使用。

 

 

4-3. 過去問題集3周目+弱点強化学習

過去問題集3周目は、エクセル成績表で1周目、2周目どちらも正解した問題以外を解いていきます

 

2周連続正解できた問題は既にマスターしていると考えても良いので、残った苦手な問題のみ解いて効率よく学習すれば実力を伸ばすことができます。

 

3周目が終わった段階の正解率は合格基準の60%から少し余裕をもって70%以上を目標にしておくと良いでしょう。エクセルで成績表をつけてれば、正解率の確認も簡単にできます。

 

ノートは2周目に作成したものを補完しながら学習を進めていきます。

 

また問題を解くスピードも速くなっていますので、余裕があれば電気技術者試験センターのホームページから11年前、12年前…の問題をダウンロードして解いてみることもおすすめします。

 

(電気技術者試験センター 試験問題と解答リンク先はこちら)

 ↓  ↓  ↓

試験の問題と解答 | ECEE 一般財団法人電気技術者試験センター (shiken.or.jp)

 

過去問3周目のポイント】  

●苦手な問題(2回連続で正解した問題以外)を解く。

 

●ノートは2周目に作成したものを補完する。

 

●正解率70%以上を目標にする。

 

●時間に余裕ができたら、11年前、12年前の問題をダウンロードして解いてみる。

 

 

(商品リンク) 

  

 

5. 電気技術誌「新電気」を活用する

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オーム社より毎月1日に発行される電気技術誌「新電気」は、電験三種を受験される方の教材に最適なのでぜひ学習に取り入れることをおすすめします。

 

できれば定期購読した方が長い目で見れば実力をつけられるのですが、半年で仕上げるために最低限必要な2冊を紹介致します。

 

5-1.「電験三種合格ブック」付録付き号

1冊目は「電験三種合格ブック」という付録付きの1冊です。

 

毎年5月号か6月号(5月1日or6月1日発売)に付属されます。

※2021年度は6月号でした。2022年より電験三種の試験が1年に2回になるので変更になる可能性があります。

 

電験三種合格ブック」は4科目の重要ポイントがコンパクトにまとめられた小冊子でこれだけでも教材として役立つのですが、無料セミナー「電験三種突破研究会」を受講する際のテキストにもなります。

 

電験三種突破研究会」はオーム社が主催する電験三種を受験される方の無料セミナー

で、近年はオンラインで受講することができます。

 

詳細については下記リンク記事にて詳細を書かせていただいておりますので、ご参照ください。

 

(関連記事)新電気を購入して受講できる無料セミナー「電験三種突破研究会」に関する記事です。

 ↓  ↓  ↓

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5-2. 直前予想問題掲載号

2冊目は、試験の1か月ほど前に発行される技術誌に模電験三種直前予想問題掲載号です。

 

毎年、7月号か8月号(7月1日or8月1日)に掲載されます。

※2021年度は7月号でした。2022年より電験三種の試験が1年に2回になるので変更になる可能性があります。

 

この「新電気」の直前予想問題掲載号を使用して、実際の試験時間割に合わせて模擬試験を実施してみてください。

 

過去問題集を繰り返し学習していると、問題の順番や選択肢の内容を覚えてしまい、あまり理解していなくても正解できてしまう状態になることがあります。

 

模擬試験で過去問題集どおりではない初見の問題を解くことで、得意・不得意分野と現段階の実力を確認することができます。

 

模擬試験の結果を踏まえて、残りの1か月余りで弱点を強化する学習に取り組むことで合格できる確率を上げることができます。

 

(関連記事)以下リンク記事は、「新電気」を使用した電験三種の模擬試験について書かせていただいたものです。よろしければご参照ください。

 ↓  ↓  ↓rikiritsu.com

 

6. 4科目の力配分

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私が電験三種を学習してみた印象では4科目の難易度は均等ではなく、難しい科目易しい科目に分かれていると感じました。

 

個人的には、難しい順に「機械」、「理論」、「法規」、「電力」だと感じました。(下記は4科目のイメージです。)

 

  • 機械」:電気機械になじみのないものが多く、学習範囲が最も広い
  • 理論」:計算問題が多く、数学の知識が最も必要。理系の方は高校の物理で学習した内容。
  • 法規」:文章・暗記問題が多い。初見の問題が出題されると対応できないので、参考書中心に学習する。
  • 電力」:素直な問題が出題されやすく、点数を取りやすい

 

 

合格するためには学習の力配分を難易度の高い科目に重点をおくことをおすすめします。

 

科目ごとの難易度の感じ方には個人差があると思いますので、過去問題集を1周したときの成績から成績の悪い順=難易度の高い順というふうに考えて力配分を調節していく方法もあります。

 

 

7. ラストスパート

試験前の数週間はラストスパートの期間になります。

 

ラストスパートでも過去問題集3周目の学習と同様、これまでの学習で間違った問題を重点的に解いて少しでも正解率を上げるために時間を使いましょう。

 

ラストスパートでの学習で実力をもうひと伸びさせることができるので、最後まであきらめずに学習を続けましょう。

 

またルーズリーフで作成したまとめノートを完成させましょう。

 

既に覚えられたと思うページは抜き取ってしまって、間違えやすい内容を整理して直前に見直すための使えるものにしておきます。

 

ルーズリーフ用のファイル1冊に4科目分のノートが収まる量くらいがベストだと思います。

 

最後に最も重要なのは、万全の状態で受験できるように体調を管理することです。

特に睡眠時間を削って勉強することは厳禁です。

 

(関連記事)以下のリンク記事にて、ラストスパートの学習法について詳細を書かせていただいております。よろしければご参照ください。

 ↓  ↓  ↓

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8. 独学では難しいと思ったら…

勉強を始めてはみたものの「独学では合格できない」と感じてしまった方は、「資格講座」に申し込むのも手段の1つです。

 

科目合格の期限3年以内に全ての科目を合格できないと、一度合格した科目を再度受験しなければならなくなるスパイラル」という状態になってしまいます。

スパイラル」避けるためには資格講座を検討することが合格への近道にもなります。

 

無理をせず自分にあった勉強法を柔軟に試して合格を目指すことをおすすめします。

 

電験三種の資格講座を紹介致しますので、興味を持たれた方はご参照ください。

  ↓      ↓      ↓      ↓      ↓      ↓

 

  

 

…以上、電験三種を半年で一発合格するための攻略法について書かせていただきました。

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。