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【電験三種】独学で合格するためにかかった勉強時間・投資金額と得られた成果

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こんにちは、リキリツです。

 

今回は、私が2015年~2016年に「電験三種」を独学で合格するために投資した勉強時間お金、そして資格を取得したことにより得られた成果(リターン)を紹介致します。

 

「電験三種」(正式名称「第3種電気主任技術者試験」)は合格して第3種電気主任技術者になると電圧5万V未満の事業用電気工作物の「工事,維持及び運用の保安の監督」を行うことができる非常にニーズの高い電気系国家資格です。

 

「電験三種」に合格した後どのように役立てられたのか、私の経験を元に書かせていただきます。

 

「電験三種」の受験を検討されている方に参考にしていただければと思います。 

 

 

 

1. 資格受験時の私のスキル

2015年に電験三種を受験当時の私のスキルは下記の通りです。

  • 私立大学の電気工学科を卒の社会人
  • 製造業の会社で生産技術の業務に就業
  • 取得済資格:初級システムアドミニストレータ試験
  • 社会人になってから勉強をするのは2004年の初級シスアドの資格勉強以来(11年ぶり) 

 

2. 投資したもの

2-1. 資格取得までの投資金額

私が電験三種を独学で学習して合格するまでの2年間で使用したお金を以下の表にまとめます。

  

分類 項目 金額 [ 円 ]
申込費用 受験料(2015、2016年度) 4850円×2回分=  9,700
申込費用 コンビニ払い込み手数料  154円×2回分=   308
テキスト 2015年版電験三種完全解答(オーム社)  2,592
テキスト 電験三種「電力」必修項目Q&A(日刊工業新聞社)  2,592
テキスト 電験三種「機械」必修項目Q&A(日刊工業新聞社)  3,456
テキスト 電験三種これだけ法規(電気書院)  2,592
テキスト 電験三種完全攻略(オーム社)  2,808
テキスト 電験三種合格一直線「機械」(オーム社)  3,024
テキスト 完全マスター電験三種受験テキスト「機械」(オーム社)  3,024
テキスト 平成28年電験三種予想問題集(電気書院)  2,376
技術誌 新電気 2015年9月号~2016年10月号(オーム社)単号購入×14冊  22,200
               合計  54,672

※2015~2016年当時の消費税8%を含んだ金額です。  

 

私が電験三種を合格するまでに2年間の投資金額は申込費用×2回分、テキスト・問題集8冊、技術誌14か月分の合計54,672でした。

 

(補足)技術誌の「新電気」は全て単号で合計14冊を購入しました。1冊あたりの金額は1500~1750円でした。

 

(参考)技術誌「新電気」定期購読の場合は1年分15,120円ですので、もし1年間定期購読していたら1年分15,120円+単号2冊 3,250円= 18,370円 となりますので単号購入に比べて3,830円節約できます。

 

※関連リンク:技術誌「新電気」については、下記リンク先にて記事にしておりますのでご参照ください。

 ↓  ↓  ↓ 

rikiritsu.com

 

 

※関連リンク:電験三種におすすめの参考書・問題集については下記記事をご参照ください。

 ↓  ↓  ↓  

rikiritsu.com

 

 

 

 ※文房具などの費用は、資格を受験しなくても使っていた金額だと思われますので含めておりません。

 

2-2. 資格取得までの勉強時間

勉強していた期間は2015年2月中旬~8月末と2016年4月中旬~8月末までの約11か月間でした。

 

基礎勉強期間・実力アップ期間(2015年2~6月、2016年4~6月)の勉強時間は平日1~2時間、休日1~5時間ほどでした。

休日はリフレッシュにあてて友人と予定を入れるときもありましたが、朝などに最低1時間は勉強するようにしてました。 

 

追い込み期間(2015年7~8月、2016年7~8月)の勉強時間は平日2時間以上、休日5~10時間ほどでした。

 

休日は最低でも半日以上は勉強するようにしていました。

 

勉強時間の合計を計算すると下表のようになります。

 

【電験三種合計勉強時間】 

期間
[カ月]
平日(平均)
[時間]
休日(平均)
[時間]
勉強時間
[時間]
2015 2~6 4.6 2 4 355
2015 7~8 2 2.5 7 227
2016 4~6 2.5 2 4 193
2016 7~8 2 2.5 7 227
勉強時間合計 [時間] 1002

 

11か月間の勉強時間の合計は1002時間でした。

 

3. 得られた成果

3-1. 資格を活かせる職種に転職できた

2016年12月に第三種電気主任技術者免状を交付された後、2017年2月から転職活動を始め4月に電験三種の資格を活かせる保安サービス業の会社から内定をいただきました。

 

それまで製造業で電気設計、生産技術での経験しかありませんでしたが、電験三種の資格を保持していることが応募資格の必須条件だったのですぐに未経験の保安サービス業の会社に転職することができました

 

私は転職を2回経験しているのですが、1回目の転職のときは資格が1つもなく、次の仕事がきまるまで約6か月かかりましたが、電験三種を含む資格を3つ取得した後の2回目の転職では約2か月で次の仕事が決まりました。

 

 

3-2. 年収がアップした

転職前の2016年と転職後の2018年の年収を比較すると約90万円の年収アップとなりました。

 

1か月あたりに換算すると、900,000 ÷ 12 =75,000 円/月 の収入アップになったので、資格取得のための投資金額した54,672円1か月で回収することができたということになります。

 

3-3. 実務経験5年を積むことで電気主任技術者として独立開業ができる

電験三種を取得後、自家用電気工作物の工事、維持、運用に係わる実務経験を5年積み、経済産業省から認可を得ることで、電気主任技術者として独立開業ができます。

 

実務経験を積める業種に転職できたので、サラリーマンを一生続けるという道の他に、独立という選択肢を増やすことができました。

 

 

3-4. 上位の電気系資格の足がかりにできた

私は2016年に電験三種を合格した後も電気の勉強を続けて、2020年に電験二種エネルギー管理士の試験に合格することができました。

 

電験二種は電験三種の上位資格で難易度が高くなった試験ですので、電験三種の知識は当然基礎知識として活かせます。

 

エネルギー管理士電気分野は電験三種の知識が活かせる部分が多いので、電験三種の学習経験の有り無しで難易度が大きく変わってきます。

  

【エネルギー管理士各課目の電験三種との重複分野】

 ①エネルギー総合管理及び法規

 …この科目は電験では重複していない、新しく学習する必要のある科目です。

 

 ②電気の基礎

  …電験三種の理論、機械科目、の知識がそのまま使えます。

  (一部、電験二種の機械制御の分野との重複もあります。)

 

 ③電気設備及び機器

 …電験三種の電力・機械科目の分野の知識がそのまま使えます。

(一部、電験二種の電力管理、機械制御との重複もあります。)

 

 ④電力応用

 …電験三種の機械科目の知識が応用できます。

 「空気調和」に関しては、電験三種より深掘りした内容なので学習が必要ですが、

  選択問題なので学習を省略することもできます。

 

  

4. 最後に

 以上、私の経験では「電験三種」は私の取得した資格の中で、最も大きい成果を得ることができた資格だということができます。

 

なお、「電験三種」は合格率は約6~9%の難関資格です。

 

私は独学での学習で合格まで2年かかりましたが、勉強のやり方が分からない方異分野からの挑戦の方効率よく資格を取得したい方には「資格講座」に申し込むのも手段の1つです。

 

科目合格の期限3年以内に全ての科目を合格できないと、一度合格した科目を再度受験しなければならなくなるスパイラル」という状態になってしまいます。

スパイラル」避けるためには資格講座を検討することが合格への近道にもなります。

 

無理をせず自分にあった勉強法を柔軟に試して合格を目指すことをおすすめします。

 

「JTEX」の電験三種資格講座を紹介致します。興味を持たれた方はご参照ください。

  ↓      ↓      ↓      ↓      ↓      ↓

 

まとめ 

電験三種は
約55000円のお金と約1000時間の勉強時間で合格でき、
取得すれば、電気業界への転職、収入アップ、独立、
電気系資格の学習への応用などのメリットがあります!

  

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。