こんにちは、リキリツです。
第二種電気工事士の技能試験は材料・工具・テキストなど準備するものが多くお金がかかる資格ですので、受験される方は少しでも出費を抑えたいところだと思います。
出費を抑える最も簡単な方法は、練習用材料セットを1回分だけ購入することです。
そうはいっても2回分・3回分と練習量をこなさないと合格することができない、と考える方も多いのではないでしょうか。
私は手先があまり器用ではなく初心者でしたが、1回分の練習用材料だけで第二種電気工事士の技能試験を一発合格することができました。
今回は私が受験時に実践した、1回分の練習用材料だけで合格する方法について書かせていただきます。
第二種電気工事士を受験される方に参考にしていただければと思います。
- 1. 単線図から複線図を描く練習を十分に行う
- 2. 電線の切出し寸法、外装・絶縁被覆の剥き寸法を完璧に覚える
- 3. 動画を見て予習する
- 4. 候補問題全13問を簡単なものから順番に練習をする
- 5. 13問+αの練習をするためにケーブルの切れ端を作らない
- 6. 残ったリングスリーブで3~4本の圧着の練習
- 7. 使用済みの電線で輪作りの練習
- 8. 技能試験1回分練習用材料に関する記事のリンク
1. 単線図から複線図を描く練習を十分に行う
いきなり材料を使って練習を始めても、間違いやミスを多発してしまい材料を無駄に消費してしまいがちです。
材料を使って練習を始める前に複線図を最初にマスターしておくことで、基礎知識が身につき接続間違いを大幅に減らすことができます。
単線図から複線図を描く練習を、候補問題全13問×3周分を行うことをおすすめします。
(関連記事)
単線図から複線図を描くためのポイントを、以下リンク先の記事にて書かせていただいております。よろしければご参照ください。
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2. 電線の切出し寸法、外装・絶縁被覆の剥き寸法を完璧に覚える
次に電線の切出し寸法と外装・絶縁被覆の剥き寸法のルールをしっかり覚えます。
これを覚えておかないと、練習時に寸法を間違って余分なケーブルを使ってしまうことになります。
焦らずにまずはテキストを読み、ルールを覚えることをおすすめします。
(関連記事)
電線の切出し寸法と外装・絶縁被覆の剥き寸法のルールについては、以下リンク先の記事にてまとめたものを書かせていただいております。よろしければご参照ください。
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3. 動画を見て予習する
候補問題13問の解説動画を見て予習することで、作業の流れを把握しておくことも有効です。
作業動画は、オーム社のテキスト「第二種電気工事士技能試験 公表問題の合格解答」や練習用材料「準備万端シリーズ」などを購入していればサービスで付加されていますし、youtubeで「第二種電気工事士」、「技能試験」で検索することで見ることができます。
youtubeでは、指定工具を販売している「ホーザン」さんの「電工試験の虎」というチャンネルの解説動画がおすすめです。
(関連リンク)ーム社のテキスト「第二種電気工事士技能試験 公表問題の合格解答」や練習用材料「準備万端シリーズ」については、以下リンク先の記事にて詳細を書かせていただいております。よろしければご参照ください。
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4. 候補問題全13問を簡単なものから順番に練習をする
そしていよいよ練習用材料を使用して練習をしていきます。
ここで、候補問題を番号順に行ったり、ランダム順に行うことはおすすめできません。
というのも、候補問題は全て同じ難易度ではなく簡単なものから難しいものまで順位をつけることができるので、順番を考えて練習しないと効率よくレベルアップしていけないからです。
簡単なものから順に徐々に難しいものへと練習を進めることにより、段階的にレベルアップしていくことができます。
そこで、作業量と作業ごとの手間にポイントを割り振って数値化することで候補問題の難易度順を判断することができました。
難易度順を算出した結果は簡単な順に、No.9→13→6→3→8→11→2→4→7→10→12→1→5
となるので、この順番で練習をしていくと簡単なものから徐々にレベルを上げながら練習することができます。
(関連記事)候補問題13問の難易度順の算出の過程は、以下リンク記事にて詳細を書かせていただいております。よろしければご参照ください。
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5. 13問+αの練習をするためにケーブルの切れ端を作らない
候補問題には、使用する電線の長さが書かれています。
しかし実際に問題文にかかれている長さのケーブルを準備すると少し余りますが、数cmの切れ端は他に使い道がなく無駄になってしまいます。
そこで問題文に記載されている長さのケーブルを準備するのではなく、実際に使用する長さギリギリの量を使って練習を行うようにします。
例えば候補問題No.1で使用するVVVF1.6-2Cケーブルは、問題文では900mm×2本(1800mm)と記載されていますが、実際に使用するのは1600mmなので、この1問だけでも300mmの無駄をなくすことができるということです。
そうすることで候補問題13問を1周したあとに数mのケーブルが残るので、さらに+α(プラスアルファ)として数問の練習をすることができます。
+α(プラスアルファ)の問題として自分が苦手な問題を選ぶことで、弱点の強化練習ができ合格に近づくことができます。
6. 残ったリングスリーブで3~4本の圧着の練習
1回分の練習セットで候補問題13問を1周すると、リングスリーブが少し余ります。
残ったリングスリーブと使用済みの電線を切断したものを使用して、手間がかかる3~4本電線を圧着する練習をしておけば、材料を無駄なく使って上達することができます。
7. 使用済みの電線で輪作りの練習
使用済みの電線で練習できることはまだあります。
それはランプレセプタクルなどに接続するための輪作りの練習です。
ギリギリまで材料を使い切ることで、作業の正確さと速度に磨きをかけることができます。
8. 技能試験1回分練習用材料に関する記事のリンク
技能試験の1回分練習用材料に関しては、以下のリンク先にて最もお買い得な「レンタル版準備万端シリーズ」や「2023年度のおすすめ練習用材料セット5選」を書かせていただいております。よろしければご参照ください。
…以上、1回分の練習用材料で第二種電気工事士技能試験に合格する方法について書かせていただきました。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。