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【英検2級】従来型一次試験の受験体験レポート

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こんにちは、リキリツです。

 

この度、2024年10月6日(日)に実施された従来型の英検2級の一次試験を受験してきました。

なお、英検には、紙の問題冊子を見て解答用紙に解答する従来型試験とインターネットで受験できるS-CBT試があります。

 

今回は実際に私が英検2級の一次試験を受験してきた感想を交えて、試験の雰囲気や注意することなどを、体験レポートとして書かせていただきます。

 

英検の受験を検討されている方や、興味をお持ちの方に参考にしていただければと思います。

 

 

1. 受験票はいつ届くか

受験票は試験日の9日前に郵送で届きました。

※場所によっては、到着日が異なる可能性があります。

 

受験票には、以下のことが書かれているので確認を行います。

  • 受験級
  • 受験地番号
  • 個人番号
  • 試験日時
  • 試験会場名・住所・地図
  • 本人確認票
  • 注意事項
  • 持ち物
  • 禁止事項

 

2. 試験日までにしておくこと

2-1. 写真撮影

届いた受験票には「本人確認票」も一緒についています。

 

本人確認票には顔写真の撮影が必要ですので、証明写真機などで写真撮影を行います。

必要な写真のサイズは横2.4cm×縦3cm ですので、注意が必要です。

 

撮影した写真を、本人確認票の指定の位置にのりで貼り付けます。

 

 

2-2.試験会場の下見

試験日までに、試験会場の下見をしておくことをおすすめします。

 

確認せずに試験日当日を迎えてしまうと、公共交通機関の運行数が少なかったり、徒歩の距離が思っていたより長かったりしてに慌てることになるので、試験当日に試験に集中できるようにするためにも事前の確認は重要だと思います。

 

試験会場の下見では、以下のことを確認しました。

 

【試験会場の下見での確認したこと】

  • 試験会場に試験開始1時間前に到着する電車の時間
  • 電車に1本遅れても間に合うか
  • 乗り換えのホーム・バス停などの場所
  • 乗る電車の種類(特急・急行・各駅停車など)
  • 徒歩ルート及び徒歩の時間(乗り換え駅間、最寄り駅~会場まで)
  • コンビニの場所(飲み物・食べ物・忘れ物などの購入のため)
  • 非常時に使用するタクシー乗り場の場所
  • トイレの場所
  • 昼食を採れる飲食店
  • 現地で開場まで待つ場所
  • 試験会場の部屋

今回は午後からの試験だったので、昼食を採れる飲食店も探しておきました。

 

2-3. 持ち物の準備

受験票には、以下の持ち物を持参するように記載されています。

 

【受験票に記載されている持ち物】

  • 本人確認票・一次受験票
  • 身分証明書(学生証・運転免許証・健康保険証・パスポート等)
  • HBの黒鉛筆かシャープペンシル
  • 消しゴム
  • 腕時計(携帯電話等・スマートウォッチを時計として使用することは禁止)

 

上記以外にもあった方が良いものとして、次のものも準備しました。

 

【念のため準備したもの】

  • マスク(感染症対策としては個人の判断にまかせるとのことでしたが、急に喉の調子が悪くなったりしたときのために準備)
  • まとめノート
  • 参考書
  • 飲み物
  • 目薬
  • ハンカチ
  • 帽子(徒歩区間での熱中症対策のため)
  • 長袖のシャツ(会場の空調が強すぎた場合の防寒のため)

 

3.試験日当日会場に到着してから~試験会場部屋の確認

ここからは試験日当日に行ったこととなります。

 

試験会場に到着すると、会場は受験級・受験番号で部屋が分けられています。

 

試験会場の入り口付近に受験番号と部屋の対応表が貼り付けられています。

(※試験会場により異なる可能性があります。)

 

分からなければ、付近におられる係員の方に質問すれば教えてくれます。

 

4. 試験会場へ入場してから試験説明開始まで

 

英検2級は午後からの試験です。入場開始時刻・説明開始時刻は受験票に記載されています。

  • 入場開始時刻→12:50
  • 着席(説明開始時刻)→13:30

 

入場開始時刻までは、事前に下見しておいた時間を過ごせる場所でノートでも見ながら待機しておきます。

 

入場開始時刻になったら会場に向かいます。

部屋に入場する際に、入口にいる係の方に本人確認票の写真を確認してもらい、押印してもらう必要があります。

 

試験会場に入ったら、座席につきます。

 

なお私が受験した会場では、座席の指定はなく、空いている席のどこに座ってもよいとのことでした。

(会場により異なる可能性があります。)

 

試験会場に入場すると、座席に「受験上の注意」の紙面が置かれているので内容を確認します。

 

また試験会場の正面にも、試験にあたっての注意事項が記載された掲示が貼られています。

 

試験説明が始まる13:30までは自由時間ですので、それまでに受験にあたっての注意事項に目を通してから、水分を補給したり、トイレにいったり、まとめノートを見たりしながら待機していました。

 

5. 試験会場について

私が受験した会場は大学の教室で、約数十人程の座席がありました。

 

座席の形状は1人掛けのテーブル・椅子の真ん中を空席にして両端に1人ずつの座席が割り振られていました(試験中の隣からの振動が少し気になります。)

 

空調はよく効いており私は適温に感じましたが、寒がりの方は夏場の試験時には上着などを持参した方が良いと思われます。

 

部屋には時計がなかったので、腕時計は忘れずにもっていくようにしましょう

 

座席数・座席の形状・時計の有無などは会場により異なる可能性があります。

 

6. 受験者層

私が受験した会場では、受験者の男女比は男性約4割で、女性約6割程度でした。

 

年齢層は若い方が多くほとんどが学生のようでした。少数ですが社会人や年配の方もいらっしゃったので、幅広い年齢で受験される資格のようです。

 

7. 試験説明~試験開始まで(13:40~14:10)

7-1.試験説明

試験開始時刻の40分前となる13:30から試験官の方より試験についての説明がありました。

 

注意事項について、一部抜粋したものを以下にまとめます。

 

【注意事項抜粋】

  • 本人確認票・一次受験票は、机の右上に置く
  • 板書で本教室の実施級を確認し、受験票に記載の級と異なる場合は、すぐに試験監督者まで申し出ること(異なる級で受験した場合は無効となる)
  • 受験番号(受験地番号+個人番号)は受験票のとおりに書くこと
  • 携帯電話・電子機器端末は電源を切り、辞書・参考書などと共にカバンにしまうこと
  • 問題冊子は試験開始の合図があるまで開かないこと
  • 試験開始前に音量確認の放送を行うので、音量に関して聞き取りにくい場合は試験監督者まで申し出ること。
  • リスニングテストの準備時間・リスニングテスト中に退室した場合は、再度入出してテストを受けることはできない。
  • 試験実施に支障をきたすような行為を認められた時は、退場・失格とする場合がある
  • 問題冊子は試験終了後、必ず持ち帰ること

 

7-2. 問題用紙の配布・受験番号等の記入(13:50~)

13:50ごろから、解答用紙(表面:マークシート、裏面:ライティング問題解答用紙)と問題冊子が配布されました。

 

問題用紙は開けないようにテープで止められており、合図があるまでは開けてはいけません

 

解答用紙に、受験地名、受験地番号、個人番号、二次試験希望地、氏名、生年月日などを記入します。

 

受験地名、受験地番号、個人番号は、受験票に記載されているとおり解答用紙に記入します。

 

二次試験希望地の番号は問題冊子裏面に記載されているので、確認して記入します。

 

受験番号などはマークシートの塗りつぶしも必要なので、忘れないよう注意が必要です。

 

7-3. 携帯電話の電源切確認(13:55~)

試験説明のところでも指示がありましたが、試験開始前に試験監督者が受験者1人1人に対して、携帯電話の電源が切れているかの最終確認をされます

 

かなり厳重にチェックされますが、これは携帯電話の音が鳴るとリスニングテストの妨げになるからだと思われます。

 

もし試験中に携帯電話の音が鳴ってしまった場合は、退場・失格の処分が下されることがあるそうです。

 

8. 試験開始~終了(14:10~16:02)

8-1. 筆記試験(14:10~15:35…85分)

英検2級の筆記試験は2024年現在では、次のような構成となっています。

 

  • 大問1:短文穴埋め問題(17問)
  • 大問2:長文読解穴埋め問題(6問)
  • 大問3:長文読解内容一致選択問題(8問)
  • 大問4:ライティング要約問題(1問)
  • 大問5:ライティング英作文問題(1問)

 

大問1、大問2、大問3はマークシート式で4つの選択肢から1つを選んでマークシートを塗りつぶして解答を行います。

 

大問4は記述式の解答方式で、回答する単語数の目安は45~55語という指定があります。

 

大問5は記述式の解答方式で、回答する単語数の目安は80~100語という指定があります。

 

大問4、大問5は問題用紙にメモ欄があるので、解答用紙に書く前に下書きをすることができます。

 

私個人の感想では、試験時間がかなり短く感じます

最後に見直すつもりでいましたが、見直す時間はありませんでした。

 

大問1~3のマークシート式の問題では、自信のない問題もとりあえず適当に塗りつぶして先に進んだので、正解かどうかはさておき一応全て解答することができました。

 

これから英検2級を勉強される方は、解答スピードを意識した学習をおすすめします。

 

8-2. リスニング試験(15:37~16:02…約25分)

筆記試験とリスニング試験の間に2分間のインターバルがあります。

 

この2分間では会場からでることができませんので、ご注意ください。

 

事前に問題用紙の選択肢を見ておくとよいという情報をネットなどで見て知っていたので、選択肢にざっと目を通していました。

 

試験開始時刻になると、試験注意事項の音声が流れてリスニング試験が開始されます。

 

リスニング試験の構成は以下の通りです。

 

  • 1部:対話リスニング問題(No.1~No.15:15問)
  • 2部:英文リスニング問題(No.16~No.30:15問)

 

リスニング問題はマークシート式で4つの選択肢から1つを選んでマークシートを塗りつぶして解答します。

 

問題音声が読まれてから、次の問題音声が始まるまで、解答時間が10秒間しかないのでまよっいると次の問題音声が始まってしまいます。

 

聞き取れなかった問題でも次々に解答をして、進めなければなりません。

 

問題音声は一度しか聞くことができないので、リスニング能力が低いと内容を把握して解答をするのはかなり難しく感じます。

 

今まで英語を苦手としてきた私にとって、リスニングはかなりの難関に感じました。

 

問題の音声が全て終わると、筆記用具を置く指示の音声が流れて試験は終了です。

 

9. 試験終了・退場

試験終了後、試験監督者の方により解答用紙を回収されます。

 

問題冊子は持って帰るように指示があります。

 

試験監督者から退場の許可がされるのを待って、会場から退場します。

 

退場後も他の部屋で試験中の級があるので、静かに退出するようにとのことでした。

 

 

10. 一次試験後の予定

一次試験後の予定について、以下の表にまとめます。

 

一次試験解答の速報 2024年10月7日 13:00から(一次試験翌日)
一次試験の合格発表 2024年10月28日日 13:00から(一次試験の約3週間後)
二次試験 A日程)2024年11月10日(日)(一次試験の5週間後)
B日程)2024年11月17日(日)(一次試験の6週間後)

 

二次試験までに勉強できる期間は約1か月間なので、勉強の手を緩めることができません。

 

二次試験は面接試験なので、スピーキング能力の訓練が必要になります。

 

二次試験の日程がA・Bどちらになるかは、受験会場・希望受検地に基づき協会が指定するとのことです。

 

11. 受験後の感想

試験の手ごたえはあまりよくありませんでした。

特にリスニング試験がかなり難しく感じました。

 

リスニング試験対策は行っていたのですが、同じ音声を何度も聞いて学習して聞き取れるようになっていたのですが、やはり初めて聞く音声を1回だけで内容を把握するにはかなりハードルが高いと感じました。

 

筆記試験(リーディング・ライティング)については、とりあえず解答欄は埋めて白紙のところはなくしたのですが、試験時間がとても短く感じました。

 

自信がなくて後から見直すつもりでいた問題も、、結局見直しする時間はなく、時間ギリギリまでライティング問題の解答を記入しているような状態でした。

 

初めての英検の受験でいきなり2級というのはハードルが高かったのかも分かりませんが、まずは今の自分の英語の実力を測ることができたので有意義であったと思っています。

 

まだ合否は分かりませんが、とりあえず約1か月後の二次試験に向けて勉強を継続します。

 

 

…以上、英検二級の従来型一次試験の受験体験をレポートさせていただきました。

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。