こんにちは、リキリツです。
この度、2024年11月10日(日)に実施された従来型の英検2級の二次試験(面接試験)を受験してきました。
なお、英検には従来型試験とCBT試験のという方式の試験に分かれています。それぞれの試験の違いは以下のとおりです。
- 従来型試験…紙の問題用紙で解答用紙に解答する一次試験と面接での二次試験を行う試験
- CBT試験…インターネットで1日で行う試験
私はこれまでに資格試験を多く受験してきましたが、面接方式の試験は初めてだったので、試験前はかなり不安な気持ちもありました。
今回は実際に私が英検2級の二次面接試験を受験してきた感想を交えて、試験の雰囲気や注意することなどを、体験レポートとして書かせていただきます。
英検に興味があるが面接試験が不安で受験を迷っている方や、初めての二次試験で不安に思っている方に参考にしていただければと思います。
- 1. 受験票はいつ届くか
- 2. 試験日までにしておくこと
- 3. 試験会場へ入場してから試験開始まで
- 4. 受験者層
- 5. 面接室入場~試験終了まで
- 6. 試験時間・待機時間
- 7. 合格発表日
- 8. 受験後の感想
1. 受験票はいつ届くか
二次試験の受験票は試験日の5日前に郵送で届きました。
試験日まで1週間を切ってからの到着となり、また試験会場の場所は受験票が届くまで詳細が分かりません。
私の感想ですが、受験票が試験日まで1週間を切ってからの到着で、かつ試験会場の場所詳細が受験票が届くまで詳細が分からないので、試験会場の下見に行ったり、持ち物を準備する余裕が少なく、少し不親切かなと思いました。
なお二次試験の受験表と一緒に、一次試験結果の成績表もついてきます。
※場所によっては、到着日が異なる可能性があります。
※試験表の届く日は日本英語検定協会ホームページに記載されています。期日までに届かない場合は協会への問い合わせが必要です。
受験票には、以下のことが書かれているので確認を行います。
- 受験級
- 受験地番号
- 個人番号
- 二次試験日時
- 試験会場名・住所・地図
- 本人確認票
- 注意事項
- 持ち物
2. 試験日までにしておくこと
2-1.試験会場の下見
試験日までに、試験会場の下見をしておくことをおすすめします。
確認せずに試験日当日を迎えてしまうと、公共交通機関の運行数が少なかったり、徒歩の距離が思っていたより長かったりしてに慌てることになるので、試験当日に試験に集中できるようにするためにも事前の確認は重要だと思います。
私は試験前日に試験会場の下見に行き、以下のことを確認しました。
【試験会場の下見での確認したこと】
- 試験会場に試験開始1時間前に到着する電車の時間
- 電車に1本遅れても間に合うか
- 乗り換えのホーム・バス停などの場所
- 乗る電車の種類(特急・急行・各駅停車など)
- 徒歩ルート及び徒歩の時間(乗り換え駅間、最寄り駅~会場まで)
- コンビニの場所(飲み物・食べ物・忘れ物などの購入のため)
- 非常時に使用するタクシー乗り場の場所
- トイレの場所
- 昼食を採れる飲食店
- 現地で開場まで待つ場所
- 試験会場の部屋
今回は午後からの試験だったので、昼食を採れる飲食店も探しておきました。
2-3. 持ち物の準備
受験票には、以下の持ち物を持参するように記載されています。
【受験票に記載されている持ち物】
- 二次受験票(一次試験結果から切り離すこと)
- 本人確認票(一次・二次共通)
- 身分証明書(本人確認票に協会印のない方)
- HBの黒鉛筆かシャープペンシル
- 上履き・靴袋
※上履き・靴袋は試験会場によると思われます。また会場によりこれ以外に必要なものがあるかもしれません。
※上履きは百円ショップで売っているような簡単なもので大丈夫でした。
上記以外にもあった方が良いものとして、次のものも準備しました。
【念のため準備したもの】
- 消しゴム
- マスク(感染症対策としては個人の判断にまかせるとのことでしたが、急に喉の調子が悪くなったりしたときのために準備)
- まとめノート
- 参考書
- 飲み物
- 目薬
- ハンカチ
- 帽子(徒歩区間での熱中症対策のため)
- 長袖のシャツ(会場の空調が強すぎた場合の防寒のため)
3. 試験会場へ入場してから試験開始まで
3-1. 会場までの移動~会場到着
私が受験したときの集合時間は14:30と指定されていました。
(集合時間は試験会場・受験者により異なることが考えられます。)
試験会場へは、下見しておいたルートで予定通りに集合時間より30分ほど早い時刻に到着したので、座れる場所でノートを見ながら時間を過ごしました。
3-2. 入門~受付
入場開始時刻になったら会場に向かいます。
試験会場の建物は土足禁止の建物だったので、入口で準備していた上履きに履き替え、下履きは持参したビニール袋に入れました。
建物入口からすぐのところに試験の受付があるので、係の方に「二次受験票」と「本人確認票」を係の方に見せて、入門手続きを行います。
係の方からは紐の付いた銀色の袋を渡され、この袋に自分の携帯電話(スマートフォン)を電源を切ってから入れ、首から下げるように指示されます。
この銀色の袋は受験者証にもなっているものなので、必ず首から下げるようにとのことでした。
その後、別の係の方が「受験者控室」に案内してくれるので、後についていきます。
3-3. 受験者控室入場~面接カードの記入
受験者控室に入ったら、係の方から指定された座席につきます。
机の上には「面接カード」と「受験者心得」という紙が置かれています。
「受験者心得」には受験の準備・試験の受け方(試験の流れ)・合否通知についてが書かれているので、よく読みます。
「面接カード」には、以下の項目をHBの鉛筆かシャープペンシルで記入します。
- 生年月日(マークシートも)
- 受験地番号(マークシートも)
- 個人番号(マークシートも)
- 性別(マークシートだけ)
- 名前(漢字とローマ字)
- 電話番号の下4桁
- 受験会場名
3-4. 試験説明~待機
しばらくすると試験監督者から試験についての説明があります。
試験については「受験者心得」に記載された内容と同じことを説明されます。
「受験者心得」に記載のない内容については、以下のことの説明がありました。
- トイレの場所
- 14:50ごろ全員控室を出て、面接室前まで移動する
- 受験者控室を出たら、もう戻れないので忘れ物はしないこと
3-5. 面接室前で待機
試験監督者に誘導され、面接室前まで移動します。
面接室前には椅子が並べられており、試験監督者が指定した順番どおりに座ります。
この順番は受付をすました順のようです。
この後、自分の順番が回ってくるまでは椅子に座って待機し、前に座った受験者から順番に面接室に入り、試験を受けます。
早く受験を済ませたい方は、集合時間より早めに受付を済ませておくとよいでしょう。
4. 受験者層
私が入った控室には私を含めて8人の受験者がいました。
受験者の男女比はちょうど男性5割、女性5割でした。
年齢層は若い方が多くほとんどが学生のようでした。少数ですが社会人や年配の方もいらっしゃったので、英検は幅広い年齢で受験される資格のようです。
5. 面接室入場~試験終了まで
5-1. 面接室入場~試験開始まで
自分の番が来たら、扉をノックし、「May I come in?」と言って、入出します。
面接室に入ってからは、面接委員の方は英語しか話しませんし、受験者側も英語でしか話せません。
面接委員の方から、英語で面接カードを渡すよう指示されますので、「Here you are.」と言いながら手渡します。
次に面接委員の方が自己紹介をされ、受験者にも指名を訪ねてこられるので、「My name is ○(名) ○(姓)」と答えます。
その後、受験級の確認の質問には「Yes.」、体調についての質問には「I'm fine.」などと答えます。
そしてパッセージ(文章)と3コマのイラストが印刷された「問題カード」を渡されますので、そこから指示があると試験開始となります。
5-2. パッセージの黙読・音読
最初にパッセージ(文章)を20秒間黙読するように指示があります。
パッセージを黙読します。このときに、音読で気を付けなければいけないところ、No.1での質問内容を予測してくことをおすすめします。
次にパッセージを音読するように指示があるので、音読を行います。
5-3. パッセージについての質問(No.1)
No.1はパッセージの内容について質問です。
No.1の質問はパッセージを見ながら答えても構いません。
質問に対する回答を、パッセージの中から数か所を抜き取り一部変形させて組み合わせて解答するのですが、抜き取り場所が分かりにくい問題にあたるとかなり焦ります。
5-4. イラストの展開説明(No.2)
No.2は3コマのイラストの状況を説明を英語で行います。
説明の前に20秒間の考慮時間が与えられますので、この時間で自分のボキャブラリーから使えそうな表現を考えておきます。
No.2の質問の後、「問題カード」を裏返すよう指示があるので、指示に従います。
5-5.受験者自身の意見を問う問題(No.3,No.4)
受験者自身の意見を問う問題が2問出題されます(No.3,No.4)
No.1、No.2の質問とは違い、準備時間がないので瞬発力が必要な質問となります。
これが最後の質問となります。
5-6. 問題カードの返却~退出
面接委員の方から「問題カード」を返却するよう指示があるので、、「Here you are.」と言いながら手渡します。
最後に面接委員の方から挨拶があるので、それに応え、退出します。
退出後は、控室に戻ったり、待機中の受験者との会話は禁止されております。
6. 試験時間・待機時間
面接室に入室してから退出するまでの試験時間は約7分でした。
面接室前での待ち時間も待っている人数×7分なので、すぐに自分の番が回ってきます。私の前には3名の受験者がいたので約20分で自分の番となりました。
7. 合格発表日
- Webでの合否発表…受験日の約9日後(2024年11月19日(火)前後)
- 合否結果の郵送…受験日の16日後(2024年11月26日(火))
※Webでの合否確認には申込時のID・パスワードが必要です
8. 受験後の感想
試験の手ごたえはあまりよくありませんでした。
なかなか言葉が出てこず、無言の時間が長かったり、明らかに間違った内容で解答してしまったと感じるところもありました。
これまで英語のスピーキングの学習というものをしたことがなく、一次試験が終わってから始めて勉強したので、付け焼刃的な実力しかつかなかったかなと感じています。
一次試験の時にも感じたヒアリングの弱さもあり、初めての面接試験はかなりの苦戦となりました。
合否結果がでるまでは分かりませんが、今後は英語の聞く・話す能力を強化する学習に取り組んでいきたいと思います。
…以上、英検二級の従来型二次試験(面接試験)の受験体験をレポートさせていただきました。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。