こんにちは、リキリツです。
今回は電験二種の挑戦2年目(2018年)の二次試験の受験体験談を書かせていただきます。
1年目に一次試験の理論・電力・機械を合格できたので、2年目は一次試験の法規と
二次試験の学習を並行して進めました。
前回は、2年目の1次試験についての体験を書きましたので、今回は二次試験の体験を
書いていきます。
- 1. 勉強した期間
- 2. 1日の勉強時間
- 3. 使用した参考書・過去問題集
- 4. 参考書以外に使用したもの
- 5. 学習の履歴
- 6. アクシデント(余談)
- 7.勉強の成果
- 8. 試験直前~試験日
- 9. 試験
- 10. 試験後
- 11. 試験結果
1. 勉強した期間
・(1年目)2017年9月~10月半ば
※一次試験後~結果発表(不合格)まで
・(2年目)2018年1月~2018年11月中旬まで
(合計約13か月)
2017年10月の一次試験不合格発表から年末までは勉強はあまりせず、基本的にオフ期間にあてリフレッシュしながら、参考書を購入したり勉強の準備にあてました。
2年目の一次試験のある9月までは、一次試験(法規)と二次試験の勉強を並行して行い、約3分の2を二次試験の勉強に費やしていました。
2. 1日の勉強時間
1日の勉強時間は、
平日(仕事終了後):1~2時間
休日:1~8時間です。
7月中旬からはラストスパートで勉強時間を多めに取っていました。(最大10時間)
※体調をキープするため、以下のルールを守っていました。
- 休日は息抜きにあてる日も作る。
- 夜10時以降は勉強禁止
- 睡眠時間は最低6時間以上
- 周1回以上、体を動かす。(ジョギング、プールなど)
3. 使用した参考書・過去問題集
※赤字は特にオススメの参考書です。
①電験二種 計算の攻略(オーム社)
「計算の攻略」は一次試験「理論」と二次試験「電力管理」,機械制御」の計算問題に特化した分野ごとにまとめられたテキスト+問題集です。問題の解説が分かりやすく、繰り返し解くことで、確実に実力アップが見込める二種の学習に必須のテキストです。
②戦術で覚える!電験2種二次計算問題(電気書院)
「戦術で覚える!電験2種二次計算問題」は二次試験「電力管理」と「機械制御」の計算問題を分野ごとにまとめられた問題集です。
解き方の手順を箇条書きにまとめた「戦術」は非常に役立ちます。
③キーワードで覚える!電験2種二次論説問題(電気書院)
「キーワードで覚える!電験2種二次論説問題」は二次試験「電力管理」と「機械制御」の論説問題を分野ごとにまとめられた問題集です。
④電験二種 合格の数学(日刊工業新聞社)
「電験二種 合格の数学」は、二次試験の計算問題に必要な、微分・積分・ラプラス変換などのテクニックを解説した参考書です。
問題集の解説だけでは理解できないときに使用するのに役立ちます。
⑤電験2種二次試験標準解答集2016年版(電気書院)
「電験2種二次試験標準解答集2016年版」は平成18~27年の10年分の二次試験の過去問題・解説が収録されています。
※平成28・29年度の問題・解答は電気技術者試験センターHPからダウンロードしました。
⑥電験第2種二次試験これだけ電力・管理 計算編(電気書院)
これだけシリーズの計算編の参考書です。「電力管理」と「機械制御」で2冊に分かれています。
⑦電験第2種二次試験これだけ機械・制御 計算編(電気書院)
これだけシリーズの計算編の参考書です。「電力管理」と「機械制御」で2冊に分かれています。
※電験二種のおすすめ参考書・問題集の詳細については、下記リンクの記事にまとめております。
4. 参考書以外に使用したもの
・電気総合誌OHM2018年1月号
→2018年度二次試験過去問掲載あり。
・電気総合誌OHM2018年9月号
→二次試験の予想問題掲載あり。
※試験問題と解答掲載号を購入して、
前年購入した過去問題集に最新年を補完
できます。
(電気技術者試験センターの解説より
丁寧でわかりやすいです。)
※予想問題掲載号は、直前の模擬テストができるのでおすすめです。
※電気総合誌OHMなどの電気技術誌の詳細については、下記リンクの記事にまとめております。
5. 学習の履歴
【2017年9~10月】
一次試験の結果発表までは、これまで
二次試験の対策をほとんどしていなかった
ので、「計算の攻略」をメインで使用して、
計算問題のみを繰り返し、解きました。
一次試験不合格となってから年末までは、
しばらく勉強は休んでました。
【2018年1~8月】
「計算の攻略」と「戦術で覚える!電験2種二次計算問題」をメインで使用し、計算問題を繰り返し解き、覚えられない解法などはエクセルとルーズリーフにまとめ資料として作成しました。
わからない部分は「電験二種合格の数学」と「これだけシリーズ二次試験計算編」2冊を見ながら学習していきました。
資格の勉強でこれまでは過去問題の解答・解説を見ればだいたい理解できていたのですが、電験二種の二次試験は何度見ても分からない問題が出てきました。
分からない問題はいったん捨てて、70%以上を理解できることを目標としました。
【2018年9~11月】
一次試験後は、これまで未着手だった論説問題の学習に着手しました。電力管理の論説問題を「キーワードで覚える!電験2種二次論説問題」を使い、覚えたい項目をエクセルで表にまとめ、通勤電車内で黙読したり、歩きながら読んだりして、暗記しました。
(機械制御の論説問題は過去10年以上出題なしなので、勉強しませんでした。)
二次試験は一次試験のマークシート式ではなく記述式での解答となるので、用語を正確に覚える必要があるので、かなり苦労します。
計算問題は、引き続き1~8月までと同様2冊の問題集を繰り返し解き、まとめノートも活用しました。
「電験2種二次試験標準解答集2016年版」の問題は他の問題集にもほぼ収録されているので、直近3年の平成27~29年分のみ解きました。
直前には「月刊誌OHM9月号」の二次試験予想問題を解き模擬テストとしました。
6. アクシデント(余談)
余談ですが、2018年9月に超大型台風の 被害に会い、住んでいたマンションが取り壊されることになり、急遽引っ越すことになりました。
電験の参考書をひどい雨漏りから必死で守ったことを覚えています。
勉強に集中したい時期だったので、引っ越し・保険の申請などで時間を取られたのが、かなり痛手でしたが、幸い無事受験することはできました。
7.勉強の成果
問題集2冊を各3周解いた正解率の平均は約60%で、合格を目指せるギリギリのレベルでした。
8. 試験直前~試験日
試験を何度も受けてきたので、ルーティン業務として確立できていました。
毎回ほぼ同じなので省略します。
(試験前のルーティン業務については以下リンク記事をご参照ください)
9. 試験
9-1. 電力管理
解答時間120分で、6問中4問選択しての解答です。
私は論説問題2問と計算問題2問を選択して解答しました。
半分以上正解できていたと思います。
9-2. 機械制御
解答時間60分で、4問中2問選択しての解答です。
私は計算問題を2問選択したのですが、自動制御の設問の1つでつまづいてしまい、1問で50分近くかかってしまいました。
残り10分であわてて同期機の計算問題にとりかかったのですが、時間が足りずほとんどできませんでした。
つまづいた問題を飛ばしてできる問題から解いていれば…と思ったのですが実力不足を実感しました。
10. 試験後
電験二種の二次試験の合格発表は2月上旬です。
11月の試験後から年末まではオフ期間としました。
2020年1月からは、次年度の受験のため勉強を開始しました。
11. 試験結果
…不合格
※合格基準:100 点満点換算で60.0点以上(実得点180 点満点で108点以上)かつ、各科目ともに平均点以上
…次回は、電験二種 二次試験 の不合格の原因と対策を失敗談として公開したいと思います。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
(続きの記事は下記リンクより)
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