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【第三種冷凍機械責任者】受験前に下調べしたこと

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こんにちは、リキリツです。

 

私事ですが、この度「第三種冷凍機械責任者」という資格試験を受験することにしました。

 

私はこれまで10個の資格を取得してきた経験がありますが、資格を攻略するための第一歩として目標の資格について下調べをすることは重要なことだと思っています。

 

今回は初めて「第三種冷凍機械責任者」を受験するために必要な情報についてまとめた記事を書かせていただきます。

 

第三種冷凍機械責任者という資格にご興味をお持ちの方に参考にしていただければと思います。

 

※記事内の試験に関する情報は、2022年7月22日に調査したものです。

 

 

1. 「第三種冷凍機械責任者」の資格について

冷凍機械責任者」は、冷凍装置を用いて高圧ガスを製造する設備における製造に係わる保安の業務に就くための国家試験資格です。

 

対象となる冷凍装置には、冷凍空調機、冷凍倉庫・冷凍冷蔵工場などがあります。

 

「冷凍機械責任者」には第一種、第二種、第三種があり、保安ができる製造装置の規模(冷凍能力)により以下表のように段階的に分けられています。

 

資格 製造設備の規模
第一種冷凍機械責任者免状 1日の冷凍能力の制限なし(大規模)
第二種冷凍機械責任者免状 1日の冷凍能力が300トン未満(中規模)
第三種冷凍機械責任者免状 1日の冷凍能力が100トン未満(小規模)

 

(参考リンク)

高圧ガス保安協会のホームページで資格の詳細について確認が可能です。

 ↓  ↓  ↓

国家資格の概要及び職務範囲 | 高圧ガス保安協会 (khk.or.jp)

 

2. 日程

「第三種冷凍機械責任者」の試験日は毎年1回のみ、11月の第2日曜日です。

 

その他試験に関する日程については、以下表の通りです。

 

イベント 時期 2022年の日程
申込期間 8月下旬~9月上旬 8/22(月)~9月7日(水)17時まで
受験手数料納付期限 申込期間後~5日 個人申込:9月12日(月)まで法人申込:9月17日(金)まで
受験票発送日 10月中旬 10月17日(月)
試験日 11月第2週日曜日 11月13日(日)
正解発表日 試験日翌日15時 11月14日(月)15時
結果発表日 翌年1月1週目 2023年1月5日(木)

 

3. 試験場所

「第三種冷凍機械責任者」の試験場所は各都道府県で1か所以上で開催されます。

 

複数の試験場所がある都道府県は以下のとおりです。

(その他の都道府県では試験場所は1か所です。)

 

都道府県 試験場所
北海道 5 札幌市、函館市、室蘭市、旭川市、釧路市
東京都 5 23区、大島町、三宅村、八丈町、小笠原村
新潟県 3 新潟市、三条市、上越市
島根県 2 松江市、江津市
鹿児島県 2 鹿児島市、奄美市
沖縄県 3 本島、宮古島市、石垣市

 

(関連リンク)試験場所の詳細は、高圧ガス保安協会のホームページ内の「受験案内」から確認することができます。

 ↓  ↓  ↓

国家試験のお申込み | 高圧ガス保安協会 (khk.or.jp)

4. 試験についての基本情報

「第三種冷凍機械責任者」の試験についての基本情報については以下のとおりです。

 

試験形式 筆記試験・マークシート方式・五肢択一式(※1)
試験科目 2科目(法令、保安管理技術)
受験資格 なし(誰でも受験可能)
申込方法 電子申請(※)、書面申請
試験手数料 電子申請9800円、書面申請10300円
電卓 使用可(関数電卓は使用不可)

 

(※1)出題方式は通常の五肢択一方式ではなく、3~4つの記述のうち正しいものの組み合わせを解答するやや複雑な方式で出題されます。

 

例えば、イ、ロ、ハ、ニ、の4つの記述が与えられ、正しいものの組み合わせを次の(1)~(5)の中から1つ選択するというふうに出題されます。

 

 (1)イ,ロ

 (2)イ,ニ

 (3)ハ,ニ

 (4)イ,ロ,ハ

 (5)ロ,ハ,ニ

 

(※2)電子申請は、申込期間中(8月下旬~9月上旬)に高圧ガス保安協会のホームページ(以下リンク先)から申し込みが可能です。

 ↓  ↓  ↓

国家試験のお申込み | 高圧ガス保安協会 (khk.or.jp)

 

5. 受験科目・問題数・合格基準

「第三種冷凍機械責任者」の受験科目・問題数・合格基準は下表のとおりです。

 

科目 出題数 試験時間 合格基準
法令 20問 9:30~10:30(60分) 12問(60%)
保安管理技術 15問 11:10~12:40(90分) 9問(60%)

 

6. 科目免除について

「第三種冷凍機械責任者」は3日間「第三種冷凍機械講習」を受講することで、試験科目から

「保安管理技術」科目の受験が免除され、「法令」科目のみの受験とすることができます。

 

講習の受講料は19500円(電子申請)、20000円(書面申請)かかります。

 

段階的にオンライン講習会の導入を進めているようです。

 

(関連リンク)講習についての詳細は、高圧ガス保安協会ホームページの以下リンク先にて確認できます。

 ↓  ↓  ↓

講習・検定 | 高圧ガス保安協会 (khk.or.jp)

7. 合格率

「2級ボイラー技士試験」のH29年~R3年度までの過去5年の合格率は以下の表のとおりです。

 

年度 受験者 合格者 合格率
令和3年度 9858 3996 40.5
令和2年度 7541 1383 18.3
令和元年度 7908 2565 32.4
H30年度 7768 3090 39.8
H29年度 8120 3007 37
H28年度 8913 3106 34.8
H27年度 9801 2534 25.9
H26年度 9022 1714 19
H25年度 8839 3023 34.2
H24年度 8160 2675 32.8
10年間統計 85930 27093 32.8

 

直近10年間の合格率の範囲は18.3~40.5%で、平均32.8%になります。

 

かなり合格率にバラつきがあるので、過去問だけの学習だと合格は難しい年もあるようです。

 

8. 資格講座

個人的には「第三種冷凍機械責任者」の学習は独学で進めるつもりです。

 

学習を進めるなかでどうしても理解ができないと感じたときや、試験に何度か不合格になったときのために資格講座についても調べてみました。

 

技術系資格講座が充実しているJTEXの「第三種冷凍機械責任者合格講座」のリンクを貼り付けておきます。

 ↓  ↓  ↓

 

 

…以上、「第三種冷凍機械責任者」を初めて受験する前に下調べしたことについて書かせていただきました。

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。