こんにちは、リキリツです。
私事ですが、この度「消防設備士甲種第4類」を受験することにしました。
「電気工事士」や「電気主任技術者」を受験資格として「消防設備士甲種第4類」に受験申込をしようとすると、受験資格を証明するために免状のコピーの提出が必要となるので、書面での申請が必要になります。
(インターネットによる申請はできません!!)
私も先日「消防設備士甲種第4類」の受験申し込みを実際にやってみたのですが、インターネット申請と比べて、書面申請はかなり面倒な手順となります。
今回は非常に面倒な「消防設備士甲種第4類」の書面による受験申し込みの手順を説明するための記事を書かせていただきます。
「第二種電気工事士」や「電験三種」を取得後に、「消防設備士甲種第4類」を受験しようとする方は大勢いらっしゃると思いますので、ぜひ参考にしていただければと思います。
- 【手順.1】申請書の入手
- 【手順.2】日程の確認
- 【手順.3】受験資格証明書類の準備
- 【手順.4】郵送用封筒の準備
- 【手順.5】受験願書の記入
- 【手順.6】試験手数料の払い込み
- 【手順.7】願書への振替払込受付証明書(お客様用)の貼り付け
- 【手順.8】願書を簡易書留で郵送する
- 【手順.9】受験票の受取り
- (関連リンク)消防設備士甲種第4類の通信講座のご紹介
【手順.1】申請書の入手
2-1. 直接受け取りに行く
受験の申込みをするためには、まず「受験申請書」を入手する必要があります。
「受験申請書」を入手する方法は2つあり、1つは直接受け取りに行く方法で、もう1つは郵送で請求する方法です。
直接取りに行く場合の「受験申請書」をもらえる場所については、「消防試験研究センター」のホームページで確認ができます。
まず下記リンクから「消防試験研究センター」のホームページにアクセスをします。
※「消防試験研究センター」ホームページ
トップ|一般財団法人消防試験研究センター (shoubo-shiken.or.jp)
画面を下にスクロールすると表示される「支部等ページへ」をクリックします。
(赤枠で示した部分)
各都道府県の支部が表示されるので、お近くの支部を選択してクリックします。
選択した支部のページに移動します。
画面を下にスクロールすると表示される「願書・申請書の配布場所」の下の「こちら」をクリックします。(赤枠で示した部分)
移動先の画面で下にスクロールすると、「受験願書の配布場所」が表示されます。(赤枠で示した部分)
(以下画面は例として北海道支部のページを表示しています。配布場所には各都道府県の消防試験センターや消防署などがあります。)
確認した受験願書の配布場所に行き、受験願書を受け取る。
(受付け時間を事前にホームページかお電話などでご確認ください。)
窓口の営業時間に取りに行くことができない場合は、受験申請書を郵送で請求する必要があります。
2-2. 郵送で請求する
窓口に直接取りに行くことができる方はこの項目は飛ばしてください。
窓口に直接取りに行けない場合は、該当する地域の消防試験研究センターに受験申請書を郵送で請求する必要があります。
該当する地域の消防試験研究センターの所在地は、「消防試験研究センター」のホームページ→「支部等ページへ」→希望する地域の支部をクリックして移動する各支部のホームページで確認することができます。受験申請書を郵送で請求するために以下のものを準備してください。
- 角2サイズ封筒(縦34cm×横24cm) ×2通(10部以上請求する場合はレターパックライト)
- 郵送料分の切手
- メモ用紙×1枚
郵送料切手の金額については必要部数について異なります。
- 1部:140円
- 2部まで:250円
- 6部まで:390円
- 10部まで:370円(レターパックライト料金)
※料金は2023年2月1日に調査したものです。詳細は請求先の支部にご確認ください。
まずメモ用紙には「消防設備士試験」、「請求者氏名」、「電話番号」、「〇部」(必要部数)を記入します。
1通目の角型2号封筒は返信用の封筒になります。
表に自分の住所と氏名を記入し、封筒の左上に準備した切手を全て貼ります。
2通目の角型2号封筒は「消防試験研究センター」宛ての郵送用封筒になります。
封筒の表面に「請求先の住所」・「請求先名称」・「郵便番号」・「消防設備士試験
案内請求」←(赤字)と記入し、裏面左下に自分の住所・氏名・郵便番号を記入してください。
郵送用の封筒に以下のものを入れ、封をします。
- 試験名・必要部数などを記入したメモ用紙
- 切手を貼った返信用の封筒(半分に折って入れる)
郵送用の封筒を郵便局から簡易書留で送付します。
郵送してから1週間程度で受験申請書が届きます。
(1週間を過ぎても届かない場合は、簡易書留のお問い合わせ番号で追跡又は消防試験研究センターに問合せしてみてください。)
【手順.2】日程の確認
「消防試験研究センター」ホームページのトップページの「消防設備士試験」下にある「試験日程」をクリック
「試験情報検索」のページに移動するので、以下を入力し「検索」をクリック
- 表示状態…全件表示
- 試験実施年月…希望試験日の区間を選択
- 免状区分…消防設備士
- 試験種類…消防設備士欄内の「甲種4類」
- 都道府県選択…希望試験地を選択
(赤枠で示した部分)
試験情報検索結果が表示されます。
以下画面は参考として、全都道府県の令和3月~5月に実施される試験の検索結果を表示させたものです。
赤枠部分の欄で指定されている「書面申請受付期間」に試験の申込を実施する必要があります。
試験日のだいたい1か月~2か月ほど前が書面受付期間となっています。
受付期間は1週間ほどしかないので注意が必要です。
【手順.3】受験資格証明書類の準備
ここでは「電気工事士」または「電気主任技術者」の免状を取得済みで、初めて消防設備士甲種第4類を受験される方に向けて、説明いたします。
受験資格の証明書類として「電気工事士」または「電気主任技術者」の免状のコピーを準備します。(原寸が大きいものは、縮小コピーも可です。)
【手順.4】郵送用封筒の準備
申請書類を郵送するための封筒として、申請書類を折らずに入れられる「角型2号封筒(縦34cm×横24cm:A4サイズ)」を1通準備します。
表に受験地の消防試験研究センター支部の宛先を記入し、裏に受験者の住所・氏名を記入します。
【手順.5】受験願書の記入
受験願書は以下写真のような2枚つづりのものです。
※2枚目は複写式になっていますので、2枚目に余計なものが写らないようご注意ください。
(願書1枚目の表面)
※「試験案内を入手した地域」と「試験地の地域」が異なる場合は、入手した試験案内の受験願書記入例どおり記入すると間違いになります。「試験地の地域」の試験案内の記入例どおりに記入する必要があります。
「試験地の地域」の試験案内は、「消防試験研究センター」ホームページからダウンロードできます。
「トップページ」→「支部等ページへ」→(支部選択)→「消防試験試験 受験希望の方はこちら」をクリックします。(赤枠で示した部分)
移動先の画面で「○○(都道府県名)令和▲年度消防設備試験案内はこちら」をクリックすれば、試験案内のpdfデータの試験案内が表示されます。(赤枠で示した部分)
(参考)北海道支部のページ
表示された試験案内のpdfデータを下の方へスクロールさせていくと、受験願書の記入例を確認できます。
(参考)北海道支部の受験願書記入例
「試験地の試験案内」の願書記入例を参考にして、受験願書の一枚目に必要事項を記入します。
願書2枚目の表面は複写式ですので記載不要です。(1枚目に記入した内容が転写されます。)
願書2枚目の裏面には、準備した「電気工事士」または「電気主任技術者」の免状のコピーを「各種証明書等貼付欄」にのりづけします。
※「電気工事士」または「電気主任技術者」の免状を取得済みで、初めて消防設備士甲種第4類を受験される方は願書2枚目の裏側には何も記載せず、免状のコピーを貼り付けるだけとなります。
(願書2枚目の裏面)
【手順.6】試験手数料の払い込み
受験申請書に同封されている「払込取扱票」に必要事項を記入します。
「ご依頼人欄」には受験される方の住所・氏名・電話番号などを記入し、「金額欄」には「消防設備士甲種第4類」の試験費用「5700円」を記載します。
「払込取扱票」を持参し、、郵便局の窓口から試験手数料を払い込みを行います。
試験費用は5700円ですが、別途手数料が必要となります。(+313円かかりました。)
払込後、窓口から「振替払込受付証明書(お客様用)」と「振替払込請求書兼受領書」が手渡されます。
「振替払込受付証明書(お客様用)」は願書に貼り付ける必要がある書類ですので、必ず受け取ってください。
【手順.7】願書への振替払込受付証明書(お客様用)の貼り付け
願書の2枚目表面の指定箇所に「振替払込受付証明書(お客様用)」をのりで貼り付けます。(画像赤枠で示した部分)
※間違って「振替払込請求書兼受領書」を貼り付けないようご注意ください。「受験願書添付用」と記載のある方を添付してください。
【手順.8】願書を簡易書留で郵送する
受験申請書に記入漏れがないか及び、「振替払込受付証明書(お客様用)」、「受験資格証明書類」の貼り付けされているかをご確認ください。
ご確認できましたら、郵送用封筒に受験申請書を入れ封をし、郵便局から簡易書留で試験地管轄の消防試験研究センターに郵送してください。
【手順.9】受験票の受取り
受験票は試験日の10日前に消防試験研究センターより発送されます。
試験日前1週間を過ぎても届かない場合は、試験地管轄の消防試験研究センターに問合せしてみてください。
(関連リンク)消防設備士甲種第4類の通信講座のご紹介
消防設備士甲種第4類の通信講座の取扱いのある「JTEX」さんのリンクを貼り付けておきます。ご興味がおありの方はご参照ください。
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…以上、消防設備士甲種第4類の受験申込手順について書かせていただきました。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。