こんにちは、リキリツです。
今回は、資格試験で2冊以上の問題集を使う場合の効率の良い勉強法を紹介致します。
難関資格を受験する場合、複数の問題集を使うことでレベルアップを図ることができます。
間違った勉強法だと、勉強時間が長くなるだけで効率が悪くなり実力アップにつなげることができなくなります。
私は電験二種を受験しているときに、2冊以上の問題集の正しい使い方に気付き合格することができました。
難関資格試験に挑戦される方に参考にしていただければと思います。
1. 複数の問題集でやってはいけない勉強法
1-1. 問題集を1周だけやって次々と問題集を変える
問題集を1周だけやって次々と問題集を変える勉強法はおすすめできません。
1つの問題を1回解いただけでは理解度が浅く、少しひねった類似の問題に対応できる実力はつきません。
問題集は繰り返し3周解いて、理解度を深める学習をすることをおすすめします。
1-2. 複数冊問題集の全問題を繰り返し学習する
一見正しい勉強法のようですが、複数の問題集の全問題を繰り返し学習するのは効率の悪い勉強法です。
なぜなら複数の問題集どちらにも収録されている重複した問題があるため、全ての問題を3周解いた場合、6周解いた問題と3周しか解いていない問題ができてしまい、理解度にバラつきがでてしまうからです。
また、重複した問題を必要以上に何度も解くムダな時間がかかり過ぎてしまい、しまいます。
例として、私が電験二種の二次試験で使用した問題集2冊で重複していた問題数を見ていただきます。
①「問題集A」:収録数184問
②「問題集B」:収録数156問
「問題集A」と「問題集B」で重複した問題:98問
問題集Bでは98/156 ≒ 62.8 %が重複した問題でした。
2. 複数の問題集を使った効率の良い勉強法
2-1. 2冊目以降の問題集は重複した問題を飛ばして繰り返し学習する
複数の問題集を使用するときは、最初に重複している問題と重複していない問題を分類することをおすすめします。
複数の問題集を使う目的は「できるだけ多い種類の問題を解くことで、出題のパターンに対応する」ためです。
効率よく勉強を行うには、メインの問題集1冊は全問を解き、2冊目以降のサブの問題集は重複していない問題のみを解くようにして3周回して解くことをベストな勉強法としておすすめします。
先ほど例に挙げた2冊の問題集でいうと、
①「問題集A」:収録数184問
②「問題集B」:収録数156問
「問題集A」と「問題集B」で重複した問題:98問
つまり、「問題集B」では
収録数156問 - 重複問題98問 = 重複していない問題58問 だけで学習しましょう。
重複した問題を飛ばすことで、重複した98問分の問題を解く時間が短縮できます。
※問題集を解いた成績(正解・不正解)はエクセル表でまとめながら学習しておくと自分のレベルを確認しながら学習できるので実践してみてください。
(関連記事)問題集の成績の付け方の詳細は下記リンクで記事にしておりますので、ご参照ください。
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2-2. 重複した問題は不正解だったり理解できない問題の復習に使う
2冊目で重複している問題にも、有効な使用方法があります。
1冊目の問題集で不正解だったり解説が分かりにくいと思った問題がある場合などは、2冊目の問題集の解説を読んでみましょう。
問題集が異なると同じ問題でも違った切り口から解説されており、理解できる場合があります。
2冊の解説を比べてみて、分かりやすい方を自分の知識として採用しましょう。
2-3. 学習の中盤以降は過去問題集をメインで使用する
学習の中盤以降は分野ごとにまとめられた問題集より、過去問題集をメインで使用することをおすすめします。
理由は、過去問題集は出題順が分野によらずバラバラなので、問題の解き方を思い出す(アウトプットする)練習になるからです。
分野ごとにまとめられた問題集での学習だけだとインプットする学習だけになるので、勉強したはずなのに試験本番で思い出せない(アウトプットできない)というケースも出てきます。
解き方を覚える(インプットする)学習と、とっさに解き方を思い出す(アウトプットする)学習を両立することで、合格できる可能性は上がります。
3. まとめ
①メインの1冊目は全問解き、サブの2冊目以降は重複していない問題のみを解く
②重複した問題は、2冊の解説を見比べて分かりやすい方を知識として採用する
③過去問題集で思い出す(アウトプットする)学習を行う
以上、 問題集を2冊以上使って学習するときの効率の良い勉強法について書かせていただきました。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。