こんにちは、リキリツです。
先日、日商簿記検定3級に独学で挑戦して一発合格することができました。
今回は、「日商簿記検定3級」を独学で合格するために投資した勉強時間及び金額と資格を取得したことで期待できる成果(リターン)について書かせていただきます。
「日商簿記検定3級」の受験を検討されている方や資格に興味のある方に資格取得のためにかかる労力と金額の参考にしていただければと思います。
1. 資格受験時の私について
2023年春に日商簿記検定3級を受験した当時の私のスキルは、下記の通りです。
- 私立大学の電気工学科卒の社会人
- 取得済資格:(取得順に)初級システムアドミニストレータ試験、応用情報技術者試験、電験三種、電験二種、エネルギー管理士試験(’電気)、第二種電気工事士、乙種第4類危険物取扱者、2級ボイラー技士、品質管理検定3級、第3種冷凍機械責任者、消防設備士甲種第4類
- 簿記に関する実務経験・知識ゼロ
簿記については知識ほぼゼロの素人でしたが、資格試験に数多く挑戦した経験があったので、自分なりの勉強法が簿記にも通用するか試すつもりで独学で挑戦することにしました。
2. 投資したもの
2-1. 資格取得までの投資金額
私が日商検定簿記3級を取得するまでに投資した金額を以下の表にまとめます。
※消費税を含んだ金額です。(2023年当時)
項目 | 内容 | 金額 |
---|---|---|
教材 | 検定簿記講義/3級検定簿記 2022年度版(中央経済社) | 880 |
教材 | 検定簿記ワークブック[3級/商業簿記](中央経済社) | 880 |
受験申込 | 受験費用(インターネット試験) | 3,400 |
合計投資額 | 5,160 |
私が日商簿記検定3級を取得するまでの投資金額は合計5,160円でした。
日商簿記検定3級の試験は全国で実施されており、今回は試験会場が自宅近くだったため交通費はかかりませんでした。
※文房具などの費用は、資格を受験しなくても使っていた金額だと思われますので含めておりません。
(関連リンク)購入した教材については、以下のリンク先記事にて詳細を書かせていただいておりますので、よろしければご参照ください。
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2-2. 資格取得までの投資時間
私が日商検簿記検定3級を取得するまでに行った勉強時間は以下のとおりです。
- 学習期間:2023年4月1日~5月18日(約7週間)
- 学習の頻度:平日は毎日。土日祝は勉強をしない日もありました。
- 1日あたりの学習時間:平日1~2時間、休日0~5時間
- 総学習時間:約90時間
7週間を序盤(2週間)・中盤((3週間)・終盤(2週間)に分けて学習を進めていきました。
序盤から終盤までの学習内容と学習時間を以下の一覧表にまとめました。
週 | 日付 | 学習 段階 |
勉強時間 [時間] |
学習内容 |
---|---|---|---|---|
1 | 4/1-4/7 | 序盤 | 7 | テキストを一通り読む |
2 | 4/8-4/14 | 7 | テキストを一通り読む | |
3 | 4/15-4/21 | 中盤 | 10 | テキスト問題1周目 |
4 | 4/22-4/28 | 14 | ワークブック1周目 | |
5 | 4/29-5/5 | 14 | テキスト・WB2周目(間違えた問題のみ) | |
6 | 5/6-5/12 | 終盤 | 20 | 総合模擬問題5問1周目、テキスト・WBの間違えた問題のみ3周目、まとめノート作成 |
7 | 5/13-5/18 | 18 | 総合模擬問題5問2周目、テキスト・WBの間違えた問題のみ4周目 | |
- | - | 合計時間 |
90時間 |
- |
3. 期待できる成果(リターン)
3-1. 就職・転職・キャリアアップに役立つ
資格を取得したことでキャリアアップにつながっているかどうかを、求人数から確認してみます。
4社の求人サイト(A・B・C・D社)から「日商簿記検定3級」を含む全国の求人件数を調査した結果を以下の表にまとめます。
【求人件数調査結果(2023年10月18日時点)】
A社 | B社 | C社 | D社 |
---|---|---|---|
4455件 | 10042件 | 41件 | 108件 |
求人の内容を見てみると、日商簿記検定3級は主に「経理」・「会計」・「一般事務」などの仕事で役立つことができるようです。
新卒の方や年齢が若い方の場合は、簿記3級を取得していることで基礎的な簿記知識を習得していることの証明として就職や転職に有利になると考えられます。
中堅以上の方であれば、実務経験と合わせることで武器にすることができると思われます。
3-2. 確定申告に役立つ
日商簿記検定3級で得た知識があれば自分で帳簿がつけられるようになっているので、税理士に依頼しなくても確定申告を自分で行うことができます。
確定申告が必要な個人事業主・フリーランスの方やサラリーマンで副業をされている方は、簿記3級のメリットを大きく活かせることができるといえます。
参考までに私が以前勤めていた電気保安の会社では、電験3種+実務経験5年以上がある電気技術者は嘱託での契約が可能となり、嘱託社員は個人事業主扱いとなり自分で確定申告を行う必要がありました。
電験三種をお持ちの方は将来的に上記のような会社に勤めたり、独立開業したときには日商簿記検定3級を活かせることができます。
3-3. 上位資格へのステップアップの足がかりとなる
求人案件の中には、「日商簿記検定2級以上」でさらに良い条件に応募ができるものも多いです。
日商簿記検定3級を取得していると簿記の基礎を習得できているので、ステップアップして日商簿記検定2級に挑戦する場合の足がかりができているといえます。
また会計系資格にはさらに上位にあたる日商簿記検定1級・税理士・公認会計士などを目指す
4. あまり期待できない成果
4-1.資格手当はつかないところが多い
会社にもよりますが、一般的に日商簿記は2級以上を資格手当の対象としているところが多い傾向があります。
簿記3級では資格手当などのメリットは少ないようです。
5. 資格講座リンク
資格の勉強が初めての方や、初めて勉強する分野で自信がない方のために簿記3級の資格講座がある「STUDYING」のリンクを貼り付けておきます。
ご興味をお持ちの方はクリックしてみてください。
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まとめ
●投資金額:約5,160円
●投資時間:学習時間約90時間(約1か月半)
【資格取得で得られる成果】
●就職・転職・ステップアップに役立つ
●確定申告を自分でするための知識が身につく
●日商簿記検定2級・1級・税理士・公認会計士など会計系上位資格へのステップアップに役立つ基礎知識が身につく
…以上、日商簿記検定3級を取得するまでに投資した金額・時間と、得られる成果について書かせていただきました。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。