こんにちは、リキリツです。
私事ですが、先日、日商簿記検定2級をネット試験で受験してきました。
ちなみに私は簿記3級もネット試験での受験だったため、以前ほどの緊張感もなく落ち着いて受験できました。
最近はネット試験という形式の資格試験も増えてきており、従来の紙の試験から徐々に置き換えられていく可能性も考えられ、ネット試験というものに慣れておいた方が良いと思われます。
今回は、ネット試験を受験したことがなくて不安な気持ちがある方のために、簿記2級ネット試験を実際に受験してみて感じた注意点や持って行った方が良い持ち物などをレポートする記事を書かせていただきます。
簿記2級の受験を検討されている方に、参考にしていただければと思います。
- 1. 申込み方法
- 2. メールを確認する(前日)
- 3. 持ち物の準備(前日)
- 4. 指定された時間に受験会場に行く
- 5. 受け付け
- 6. 私物をロッカーに保管する
- 7. 会場に入場する
- 8. ログイン~試験開始
- 9. 試験中
- 10. 試験終了
- 11. 結果発表
- 12. 退出
- 13. 合格証発行
1. 申込み方法
ネット試験への申し込みは「商工会議所の検定試験」のホームページから行うことができます。
詳細は以下リンク先の記事で書かせていただいておりますので、よろしければご参照ください。(以下リンク記事は簿記3級についてのネット試験申込みに関する記事ですが、簿記2級でも申込み手順は同じです。)
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2. メールを確認する(前日)
試験日の前日に、日本商工会議所より「【日本商工会議所】受験日直前のお知らせ」というタイトルのメールが届きます。
メールには、受験内容に関する以下の内容が書かれているので、全て読んで確認をしておきます。
- 申込内容
- コロナウイルス感染拡大予防に際して
- 受験予約の確認・変更・キャンセル
- 来場時間
- 受験までの流れ
- 受験規約
3. 持ち物の準備(前日)
ネット試験に行くために準備する持ち物は以下の3点です。
本人確認証は持参して受付けで本人確認をしてもらわないと受験できないので、必ず持参することが必要です。
本人確認証としては運転免許証・パスポート・マイナンバーカードなどが認められます。
電卓はなくても受験はできますが、問題を解くためには必須の持ち物です。
持ち込み可能な電卓に認められている機能は計算機能(四則演算)、日数計算、時間計算、換算、税計算、検算などのみです。
印刷機能・音の出る機能・プログラム機能(関数電卓など)がある電卓は持ち込み不可です。
また、試験会場には持ち込みできませんが、合格した場合にプリントアウトされた試験結果を入れるためのクリアファイルを1つ持っていくことをおすすめします。
「筆記用具や時計は必要じゃないの?」と思っていたので、念のために持参していたのですが、上記以外のものは持参しても試験会場に持ち込むことはできません。
筆記用具は試験会場内の座席にボールペンが用意されており、時計は試験用パソコンに残り時間が表示されるので問題ありません。
4. 指定された時間に受験会場に行く
前日に届くメールに記載されている「受験時刻の30~5分前に会場にお越しください」に合わせて、試験日当日に行きます。
受験時刻5分前までに受付けできないと受験できませんので、余裕をもって出発するようにしてください。
また受験時刻の30分以上前には会場に入場できないので、早めに到着された場合は近くで待機する必要があります。
5. 受け付け
試験会場入り口で受付けを行います。
受付けでは係の方に持参した本人確認証を提示して、本人確認をしてもらいます。
本人確認後に受験者の氏名(漢字・フリガナ)と生年月日の申込情報が記載された書類が差し出されますので、間違いがないか確認をしてチェック欄にチェックを記入します。(合格後の合格証書に氏名と生年月日が記載されるためです。)
受付けの最後に、使用するパソコンの番号が伝えられ、ログインID・パスワードが書かれた用紙とメモ用紙2枚(問題を解くときに使います)が渡されます。
6. 私物をロッカーに保管する
試験会場に持ち込みできるものは、受付けで渡された用紙と電卓だけです。
それ以外の私物は全て試験会場前にあるロッカーに保管します。
シャープペンシル・ボールペンなどの筆記用具、腕時計、飲み物なども全てロッカーに入れます。
ポケットの中のものも全てロッカーに入れるように係の方より指示がありました。
ロッカーは鍵がかかるようになっているので、鍵を閉めロッカーの鍵も試験会場に持っていきます。
今回は電卓を2個持参し、受付けの方に試験中に故障した場合のため電卓2個を持ち込んでよいかどうか質問してみたところ、許可をしていただいたので、電卓2個を持ち込みました。
7. 会場に入場する
会場に入場して、受付けで指定された番号の座席に着席します。
各座席にはパソコンが設置されていて、座席間には隣の座席が見えないよう仕切り板が設けられています。
また座席には係の方を呼び出すボタンが設置されています。
試験開始前に分からないことがあれば、呼び出しボタンで係の方を呼び出して質問しておきましょう。
8. ログイン~試験開始
ログインIDとパスワードは入場のときに渡された用紙に記載されていますので、これを入力しログインします。。
ログインすると試験の注意事項が画面に表示されるのでよく読み、試験中は注意事項を厳守してください。
注意事項の最後に、「試験開始」のボタンが表示されています。
このボタンをクリックすると試験が開始されるので、準備ができたらクリックして試験を開始します。
試験開始時刻は申込した時刻ちょうどではなく、「試験開始」のボタンを押した時刻からになります。
あわてずに自分の気持ちが整ったところで、試験を開始するようにしてください。
9. 試験中
試験時間は1時間30分(90分)です。
「試験開始」のアイコンを押すと、1時間30分のタイマーが画面中央下部に表示されます。
試験問題及び解答入力欄が画面に表示され、問1・問2・問3・問4(1)・問4(2)・問5は画面下部のタグをクリックすることで切り替えることができます。
問1・問2・問3は商業簿記の問題で、問4(1)・問4(2)・問5は工業簿記の問題です。
問題は番号順ではなくても、好きな順で解答することができます。
簿記2級の試験時間90分に対して問題のボリュームがかなり多いので、簡単な問題から順番に解くことをおすすめします。
私は、商業簿記仕訳問題(問1)→工業簿記仕訳問題(問4(1))→工業簿記(仕訳以外)(問4(2)・問5)→商業簿記(仕訳以外)(問3・問2)の順に解きました。
解答時の注意事項として、金額は数字だけを入力します。(¥、円などは入力しない)
また入力欄は全てを埋めるのではなく、空白が正解となる部分もあるのでご注意ください。
メモ用紙が2枚で足りない場合は、係の方をボタンで呼び出せば追加のメモ用紙をもらうことができますが、メモ用紙2枚の表・裏両面を使えば十分な計算スペースはありました。
ネット試験ということで少し戸惑ったことが2つあります。
1つ目の戸惑ったことは、練習では解答用紙などの横に数字をメモしながら問題を解くことができましたが、ネット試験では手元には白紙のメモ用紙しかないため入力間違いをしないようかなり気をつかう必要があると感じました。
2つ目の戸惑ったことは、多くの項目の金額の合計を計算する場合、練習では解答用紙と電卓を並べてみながら計算できましたが、ネット試験では目線を前の画面と手元の電卓と交互に切換えながら計算する必要がありかなり手間どりました。
10. 試験終了
試験時間タイマーの残り時間が0:00になると、自動的に試験が終了し解答の採点が始まります。
速く終わった場合は、「試験終了」アイコンをクリックすればタイマーに残り時間がある状態でも終了することができます。
採点中はマウスのクリックやキーボードのボタンは絶対に押さないよう注意が表示されているので、厳守してください。
11. 結果発表
しばらくすると試験結果が表示されます。(数秒~10数秒程度です)
問1、問2、問3、問4((1)・(2)の合計)、問5の各得点と合計得点が表示されます。
どの問題が正解・不正解したかなどは分かりません。また問合せもできません。
合格基準は70点以上です。
試験結果は、「試験結果を印刷する」のボタンをクリックすれば、会場外の受付けのプリンターに印刷されますので、退出前に忘れずに印刷しましょう。
※印刷した試験結果
12. 退出
ログインID・パスワードが書かれた用紙・メモ用紙を忘れずに持って退出します。
また電卓も忘れないよう、ご注意ください。
ログインID・パスワードが書かれた用紙・メモ用紙は持ち帰り不可ですので、退出した
ら受付け係の方に返却してください。
※試験問題の印刷や持ち帰りはできません。
次に先ほど印刷した試験結果を受け取ります。
持ち物の準備の項でも書かせていただきましたが、印刷した試験結果を入れるためのクリアファイルを1枚持参しておくことをおすすめします。
ロッカーから私物を取り出し、退出します。
13. 合格証発行
印刷した試験結果には、合格証を発行するためのQRコードが印刷されています。
スマホなどのカメラで読み取れば合格証が表示されるページに移動するので、印刷アイコンをクリックしてPDFデータでダウンロードできます。
※合格証
…以上、簿記2級のネット試験受験レポートを書かせていただきました。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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