こんにちは、リキリツです。
電気の実務に携わる方々が持っておくべき「電気設備技術基準」が毎年、電気書院とオーム社より発売されています。
私も電気設備に携わっていますので、毎年どちらかを交互に購入しています。
購入を検討されている方の中には、電気書院とオーム社のどちらを購入すればよいのか迷っている方もいるのではないかと思います。
今回は電気書院とオーム社の「電気設備技術基準」を比較した記事をかかせていただきます。
どちらの「電気設備技術基準」を購入すればよいか迷っている方に参考にしていただければと思います。
1. 「〇年版電気設備技術基準とその解釈」(電気書院)
1-1. 基本情報・商品リンク
電気書院から発売されている「2024年版電気設備基準とその解釈」についての基本情報は以下表のとおりです。
(基本情報)
価格(税込) | ¥1,430 |
発売日 | 2023/12/28 |
ページ | 845 |
版型 | B6 |
(商品リンク)
電気書院の「2024年版電気設備基準とその解釈」は以下リンクよりご購入いただけます。
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1-2. 特徴
電気書院の「2024年版電気設備基準とその解釈」をオーム社のもの比較した場合の特徴は以下のとおりです。
- 価格が高い(1430円)
- 発売時期が早い(12月末発売)
- ページ数が多い(845ページ、書籍厚さ約32mm)
- 文字が小さい(1ページの文字数1558文字)
- 各種法令に関する付録が充実(電気事業法/電気用品安全法/電気工事士法/電気工事業法など)
- 本の小口にインデックスが設けられていて、目的のページが探しやすい
- 改正点の表記は2024年版の改正日と条項の番号を記載
特に長所になると思われる点を赤字で表記しています。
電気書院の「2024年版電気設備基準とその解釈」は関係法令に関する付録が充実しているので、業務で電気事業法/電気用品安全法/電気工事士法/電気工事業法などを調べることがある方に特におすすめです。
また、インデックスがあり目的のページを探しやすいので使いやすさを重視する方にもおすすめできます。
2. 「〇年版電気設備技術基準・解釈」(オーム社)
2-1.基本情報・商品リンク
オーム社から発売されている「2024年版電気設備基準・解釈」についての基本情報は以下表のとおりです。
(基本情報)
価格(税込) | ¥1,320 |
発売日 | 2024/2/26 |
ページ | 624 |
版型 | B6 |
(商品リンク)
オーム社の「2024年版電気設備基準・解釈」は以下リンクよりご購入いただけます。
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2-2. 特徴
オーム社の「2024年版電気設備基準・解釈」を電気書院のもの比較した場合の特徴は以下のとおりです。
- 価格が安い(1320円)
- 発売時期が遅い(2月末発売)
- ページ数が少ない(624ページ、書籍厚さ約26mm…携帯しやすい)
- 文字が大さい…見やすい(1ページの文字数1122文字)
- 各種法令に関する情報は乏しい(電気事業法概要のみ)
- 発電用火力・風力・太陽電池設備基準、関連JESCに関する付録が充実
- 改正点の表記は2011年~2023年の改正概要を記載
- 電技省令と電技解釈との対照条項表があるので、それぞれに関連する条項がすぐ分かるので使いやすい
特に長所になると思われる点を赤字で表記しています。
オーム社の「2024年版電気設備基準・解釈」は、電気書院と比較して付録は少ないですが、発電用火力・風力・太陽電池設備基準などについてはオーム社のほうが詳しいので、該当する設備に携わっている方にはおすすめできます。
また、価格が安い、文字が大きいため見やすい、ページ数が少ないため携帯性が良いなどの長所があるので、電気設備技術基準を常に携帯しておきたい方にもおすすめできます。
3. 比較表
電気書院の「2024年版電気設備基準とその解釈」とオーム社の「2024年版電気設備基準・解釈」との比較結果をまとめた表は以下のとおりです。
項目 | 電気書院 | オーム社 | 備考 |
---|---|---|---|
書籍名 | 2024年版電気設備技術基準とその解釈 | 2024年版電気設備技術基準・解釈 | - |
価格(税込) | ¥1,430 | ¥1,320 | オーム社のほうが110円安い |
発売日 | 2023/12/28 | 2024/2/26 | 電気書院のほうが約3か月早い |
ページ数 | 845 | 624 | 電気書院のほうが221ページ多い |
厚さ(実測) | 約32mm | 約26mm | 電気書院のほうが約6mm厚い |
版型 | B6 | B6 | 同じ |
文字の大きさ | 小さい(電気設備技術基準+解釈のページ数:355ページ) | 大きい(電気設備技術基準+解釈のページ数:407ページ) | ※オーム社のほうが文字が大きくて読みやすい。文字の大きさの違いから、同じ内容の電気設備技術基準+解釈のページ数がかなり異なります。 |
使いやすさ | ・本の小口にインデックスが設けられていて、目的のページが探しやすい | ・電技省令条項と電技解釈条項の対照表がある | - |
改正点の表記 | 2024年版の改正点を改正日と条項を記載 | 2011年~2023年の改正の要点を記載 | - |
付録 | ・発電用火力設備技術基準 ・発電用風力設備技術基準(経済産業省令の内容・附則の記載あり) ・発電用太陽電池設備技術基準(経済産業省令の内容・附則の記載あり) ・発電用太陽電池発電設備に関する技術基準の解釈 ・国の基準への引用規格など ・関連JESC ・IEC規格とは (付録部総ページ数:153ページ) |
・発電用風力設備技術基準 ・発電用太陽電池設備設備技術基準 ・電気事業法 ・電気事業法施工令 ・電気事業法施工規則 ・電気関係報告規則 ・電気用品安全法 ・電気用品安全法施工令 ・電気工事士法 ・電気工事士法施工令 ・電気工事士法施工規則 ・電気工事業法 ・電気工事業法施工令 ・電気工事業法施工規則 ・電気設備の技術基準の解釈 新⇔旧対応表 (付録部総ページ数:433ページ) |
どちらか一方にしか記載がない項目を赤文字で表記しています |
…以上、電気書院とオーム社の「電気設備技術基準」の比較記事をかかせていただきました。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。