こんにちは、リキリツです。
今回はエネルギー管理士の受験体験談を書かせていただきます。
- 1. 受験した時期・理由
- 2. エネルギー管理士(電気分野)の出題範囲
- 3. 勉強した期間・1日の勉強時間
- 4. 使用した参考書・過去問題集
- 5.参考書以外に使用したもの
- 6.勉強した場所
- 7.学習の履歴
- 8.【注意】試験科目の順番について
- 9.勉強の成果
1. 受験した時期・理由
2019年度の電験二種の試験合格後すぐにエネルギー管理士の資格の概要を調べ2020年度のエネルギー管理士(電気分野)の試験に受験することを決めました。
エネルギー管理士(電気分野)の出題分野は、電験二種・三種と重複する部分が多く、習得した知識をできるだけ資格という形に変えておきたいと思ったからです。
※エネルギー管理士は「熱分野」の試験もあります。「熱分野」の方が合格率が高く合格を目指しやすいと言われますが、電験三種を学習したことがあれば、知識の下地ができているので、電気分野の試験を選択することをおすすめします。
2. エネルギー管理士(電気分野)の出題範囲
2-1. エネルギー総合管理及び法規
この科目は電験では重複していない、新しく学習する必要のある科目です。
2-2. 電気の基礎
電験三種の理論、機械科目、電験二種の機械制御の分野の知識がそのまま使えます。
2-3. 電気設備及び機器
電験三種の電力・機械科目、電験二種の電力管理、機械制御の分野の知識がそのまま使えます。
2-4. 電力応用
電験三種の機械科目の知識が応用できます。
「空気調和」に関しては、電験三種より深掘りした内容なので学習が必要ですが、選択問題なので学習を省略することもできます。
※赤字の3科目については、電験三種・二種での学習内容を応用できる部分が多いです。
3. 勉強した期間・1日の勉強時間
3-1. 勉強した期間
・2020年3月~8月まで(約6か月)
電験二種合格発表後しばらくしてから、8月31日のエネルギー管理士の試験日まで勉強をしました。
3-2. 1日の勉強時間
平日(仕事終了後):1~2時間
休日:1~10時間
※体調をキープするため、以下のルールを守っていました。
・休日は息抜きにあてる日も作る。
・夜10時以降は勉強禁止
・睡眠時間は最低6時間以上
・週1回以上、体を動かす。
(ジョギング、プールなど)
4. 使用した参考書・過去問題集
4-1. 2020年版エネルギー管理士(電気分野)過去問題集(オーム社)
10年間の問題・解答を収録。
4-2. エネルギー管理士試験(電気分野)徹底研究(オーム社)
電気分野の4科目を1冊にまとめた参考書+問題集です。
電験の知識の下地があったので、4科目ごと1冊ずつの参考書ではなくてこちらを購入しました。
4-3. 電験三種合格一直線 機械(オーム社)
以前、電験三種受験時に購入していたものを流用しました。
「電気の基礎」、「電力応用」の科目は電験三種の機械科目と出題分野が重複しているところが多いので、とても重宝しました。
※関連記事(おすすめ参考書)
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5.参考書以外に使用したもの
・月刊電気計算2019年9月号(電気書院)
→予想問題掲載。
予想問題掲載号は、直前の模擬テストができるのでおすすめです。
今年度の試験はコロナ禍での実施だったので、試験日が例年の8月上旬より
遅くなり8月末日となったので、「電気計算」の予想問題掲載号も1か月遅れていました。
(例年は8月号に予想問題が掲載されています。)
6.勉強した場所
コロナウイルスの影響で昨年まで利用していた図書館の自習スペースが使用不可
となったため、自宅での学習がメインになりました。
場所を変えながらリフレッシュして学習するのに慣れていたので、自宅内で折りたたみテーブルと折りたたみイスを使って部屋を変えながら学習する工夫をしました。
自宅以外では、カフェなどで短時間勉強をすることもありました。
7.学習の履歴
2020年3~4月(序盤)
「エネルギー管理士試験(電気分野)徹底研究」を演習問題を解きながら、全体を通して読みました。
初見の項目や、過去に学んでいた内容でも記憶があいまいになっている項目をエクセルにまとめていきました。
2020年5~7月(中盤)
「エネルギー管理士(電気分野)過去問題集」 で10年分の過去問題を結果をエクセルで集計しながら3周解いていきました。
「エネルギー管理士試験(電気分野)徹底研究」と「電験三種合格一直線機械」を見て、間違った問題を復習し、エクセル資料とまとめノート(ルーズリーフ)にまとめていきました。
覚えたい項目をまとめたエクセル資料をpdfデータにしてスマホに入れて、移動時間に見たり、音読したりして暗記しました。
2020年8月(終盤)
過去問題集を3周した中で、2回以上間違った問題と3周目に間違った問題をエクセルで抽出した苦手問題を重点的に復習しました。
また「まとめノート」を加筆・修正して、苦手分野をチェックできるように完成させました。
直前には、電気計算2019年9月号の予想問題で模擬テストを実施しました。
8.【注意】試験科目の順番について
参考書、過去問題集に記載されている科目の順番は、平成30年より前の試験の順番で記載されており、現在では試験順番が変更されているので、新しい順番で過去問題を解いて順番になれるようにしていました。
8-1.(古い順番…参考書などに記載の順番)
①.エネルギー総合管理及び法規
②電気の基礎
③電気設備及び機器
④電力応用
8-2(新しい順番…平成30年以降)
①.エネルギー総合管理及び法規
③電気設備及び機器
④電力応用
②電気の基礎
…「電気の基礎」科目が最後に回り、「電気設備及び機器」、「電力応用」が繰り上がって実施となります。
※参考書・過去問題集の順番どおりだと思い込んだまま試験を受けると試験中にあわててしまい、試験の点数にも影響しかねますので、受験される方はご注意ください。
9.勉強の成果
過去問題集の3周目の平均点は下記のようになりました。
①エネルギー総合管理及び法規…81点
②電気の基礎…85点
③電気設備及び機器…90点
④電力応用…75点
※電動力応用の平均点がやや他科目より低いのは、選択問題の「空気調和」分野が苦手だったからです、試験の本番では、「電動力応用」の選択科目は、「空気調和」以外の2問を選択することに決定しました。
…今回はここまでとさせていただきます。
試験前日から試験日、結果発表についてはまた次回書かせていただきます。
(次回の記事は下記リンクより)
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最後まで読んでいただきありがとうございました。