こんにちは、リキリツです。
私事ですが、次の目標として「日商簿記検定試験3級」を受験することにしました。
私はこれまで10個の資格を取得してきた経験がありますが、目標の資格について下調べをすることは資格を攻略するための第一歩だと思っています。
今回は初めて「日商簿記検定試験3級」を受験するために必要な情報についてまとめた記事を書かせていただきます。
日商簿記検定試験3級という資格にご興味をお持ちの方に参考にしていただければと思います。
※記事内の試験に関する情報は、2023年4月8日に調査したものです。
1. 「日商簿記検定3級」について
「日商簿記検定試験」は、企業の経理事務に必要な会計知識・財務諸表を読む力、基礎的な経営管理や分析力などの技能を習得することを目的とした、商工会議所が主催する検定試験(公的資格)です。
検定試験は1~3級に分かれており、簿記3級のレベルはビジネスパーソンに必須の基礎知識・基本的な商業簿記を修得し、経理関連書類の適切な処理や青色申告書類の作成などを行うために求められるレベルとなります。
(参考リンク)
「商工会議所の検定試験」のホームページで資格の詳細について確認できます。
↓ ↓ ↓
公式 | 商工会議所の検定試験 (kentei.ne.jp)
2. 受験方法
「日商簿記検定3級」の受験方法は、「統一試験」と「ネット試験」の2種類の方法尾があります。
それぞれの受験方法の要項を以下の表にまとめて比較してみます。
種類 | 統一試験 | ネット試験 |
---|---|---|
説明 | 試験会場で行う筆記試験 | インターネットを介して試験の実施から採点、合否判定まで行う。 |
試験日 | 6月上旬、11月中旬、2月下旬の日曜日 | 毎日実施 |
試験会場 | 全国の各商工会議所 | 全国のネット試験会場(テストセンター) |
受験料 | 2850円 | 2850円+手数料550円 |
申込方法 | インターネット申込み、会場への問合せ申込み | インターネット申込み、商工会議所での申込み |
合格発表 | 期日・方法・合格証書の受け渡し方法などは各地商工会議所により異なる。 合否判定まで2~3週間ほど |
試験終了後に試験システムにより自動採点され、即日合否判定される。合格者はQRコードから合格証をダウンロードできる。 |
統一試験もネット試験も試験会場が全国に存在しているので、移動時間や交通費などを気にせずに受験することができそうです。
通常の筆記試験に慣れている方は統一試験の方が受験しやすく感じると思われますが、ネット試験は毎日実施されているので勉強の進捗に合わせて自由に受験日を決定できるのがメリットだといえます。
3. 試験科目・試験時間・合格基準など
「日商簿記検定3級」の試験の基本情報については以下のとおりです。
科目 | 商業簿記 |
問題数 | 3問 |
試験時間 | 60分 |
合格基準 | 70/100点以上 |
合格基準が70%とやや高めなので、受験のための学習では理解度80%程度を目標にするとよさそうです。
4. 合格率
「日商簿記検定3級」の統一試験とネット試験では難易度で差があるのかどうか、合格率で見ていきましょう。
まず統一試験の直近5回の合格率は以下の表のとおりです。
【統一試験合格率】
回 |
実受験者数 [人] |
合格者数 【人】 |
合格率 |
---|---|---|---|
163(2023.2.26) | 31,556 | 11,516 | 36.50% |
162(2022.11.20) | 32,422 | 9,786 | 30.20% |
161(2022.6.12) | 36,654 | 16,770 | 45.80% |
160(2022.2.27) | 44,218 | 22,512 | 50.90% |
159(2021.11.21) | 49,095 | 13,296 | 27.10% |
平均 | 193,945 | 73,880 | 38.09% |
次に、ネット試験は開始された2020年から3年分の合格率は以下表のとおりです。
【ネット試験合格率】
期間 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
---|---|---|---|
2022年4月~2022年12月 | 143,989 | 59,694 | 41.50% |
2021年4月~2022年3月 | 206,149 | 84,504 | 41.00% |
2020年12月~2021年3月 | 58,700 | 24,043 | 41.00% |
平均 | 408,838 | 168,241 | 41.15% |
統一試験は開催回により27.10%~50.90%と難易度に差があるようです。
一方、ネット試験は毎回約41%と難易度のばらつきは少ないようです。
平均でみると、統一試験38.08%、ネット試験41.15%であり、ややネット試験での受験の方が合格しやすいようです。
以上のことから、ネット試験での受験するほうが有利だと思われます。
5. 資格講座
資格の勉強が初めての方や、初めて勉強する分野で自信がない方のために簿記3級の資格講座がある「STUDYING」のリンクを貼り付けておきます。
ご興味をお持ちの方はクリックしてみてください。
↓ ↓ ↓
…以上、「日商簿記検定3級」を初めて受験する前に下調べしたことについて書かせていただきました。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。