こんにちは、リキリツです。
第二種電気工事士の技能試験は試験時間が40分と短く、欠陥が1か所でもあると不合格となってしまうので、合格するためには効率よくかつ確実に作業する必要があります。
7つの指定工具とVVFストリッパーがあれば最低限の作業は可能ですが、ある道具を追加することで作業効率と確実性を向上させることができます。
今回は第二種電気工事士の技能試験に合格する確率をあげることができる便利な道具4選について書かせていただきます。
第二種電気工事士技能試験を受験される方に参考にしていただければと思います。
(関連記事)おすすめの指定工具については、以下のリンク先に記事を書かせていただいておりますので、よろしければご参照ください。
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※2021年12月8日に公開した記事ですが、2022年11月1日に修正・更新いたしました。
①. 手袋(背抜き、ゴムコーティングのもの)
1つ目の道具は手袋です。写真のようなゴムコーティングの背抜き手袋をおすすめします。
手袋はペンチや電工ナイフなどでケガをしてしまうことを防ぐために着用したほうが良いです。
ケガをして出血してしまうと、止血や血のふき取りなど余計な作業が増えてしまい、あせって試験に集中できなくなってしまいます。
出血がひどい場合は退出して手当を受ける必要も出てきます。
またゴムコーティングしている手袋は、リングスリーブに電線を通したり、外装被覆を剥がすときに滑り止めになるので作業がやりやすくなります。
手袋は高価なものでなくてもサイズさえ合えば、100円ショップで売っているもので十分です。
②.4色ボールペン
2つ目の道具は4色ボールペンです。
4色ボールペンは問題で与えられた単線図から複線図を描くために使います。
4色ボールペンで下記のように実際に使用する絶縁電線の被覆の色分けをして複線図を描くことで、接続間違いのミスを防ぐことができ確実に作業を行うことができます。
[4色ボールペンによる色分け]
黒線:黒色
白線:青色
赤線:赤色
緑線:緑色
【複線図記入例】
単色のボールペンで電線の色を文字で書くよりも、4色ボールペンで色分けして描いた方が見間違いが少なくなります。
また試験場の作業台は広くないので、色ペンを4色分準備するより4色ボールペンの方がかさばらないし、ペンの持ち替えの時間を短縮させることもできます。
おすすめの4色ボールペンの購入リンクを下記に貼り付けておきます。
パイロットの「アクロボール4」というボールペンです。
実際に私が資格の勉強で実際に6年以上使っていて、書き心地が良く使いやすいボールペンです。
100円ショップの4色ボールペンはインクが詰まりやすいので使用しないほうが良いです。
(アクロボール4(極細)商品リンク)
(関連記事)複線図の描き方については、以下のリンク先に記事を書かせていただいておりますので、よろしければご参照ください。
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③.油性マジック(マッキー極細)
3つ目の道具は油性マジックです。
用途は、同じ方向から複数のケーブルが来ている場合に、どこに接続されている電線か分別するための表示をケーブル外装に記入するために使用します。
1.6mm×2cのVVFケーブル外装に文字を記入するため、できるだけ細字が書けるものが良いのでゼブラの「マッキー極細」をおすすめします。
マッキーはネットショップだと送料が高くつくので、ホームセンターや100円ショップなどで購入したほうが良いです。
なおケーブルにマジックで印を書くことは、ルール上問題ないようです
[記入例]
問題No.1…16-2c×2本
- 黒→L、白→スイッチ「イ」に接続の電線…「B:L」、「W:イ」
- 黒→スイッチ「ロ」、白→スイッチ「ハ」への電線…「B:ロ」、「W:ハ」
問題No.5…16-2c×2本
- コンセントに接続の電線…「B:L」、「W:N」
- 黒→スイッチ「イ」、白→スイッチ「ロ」への電線…「B:イ」、「W:ロ」
問題No.8…16-2c×3本
- リモコンリレー「イ」に接続の電線…「イ」
- リモコンリレー「ロ」に接続の電線…「ロ」
- リモコンリレー「ハ」に接続の電線…「ハ」
[問題No.8の記入例]
④. ニッパ
4つ目の道具はニッパです。
用途は、VVRケーブルの介在物を切断するために使用します。
電工ナイフ、カッター、ペンチなどで介在物を切断することもできますが、ニッパに比べて手間取りますし、絶縁電線の被覆に傷をつけてしまう恐れがあります。
迅速にきれいに介在物を切断するためにはニッパーを使用することが最適だと思われます。
ニッパーは小さいもののほうが使用しやすいのでおすすめです。
ネットショップで購入するより、ホームセンターでの購入をおすすめします。
…以上、第二種電気工事士の技能試験にあると便利な4つの道具を紹介させていただきました。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。