こんにちは、リキリツです。
資格試験は8月~11月に試験があるものが多く、夏場からは試験勉強もラストスパートで追い込みをかけている時期だと思います。
ラストスパート期間は、勉強の仕方で試験の結果が大きく左右される大事な時期ですので、 合格の可能性を高くする学習が必要不可欠となります。
私も試験前のラストスパート期間で最後にレベルアップをするための勉強法を実践できたことで、応用情報技術者、電験三種、電験二種、エネルギー管理士などの資格を取得できました。
資格試験に挑戦される方の参考にしていただければと思います。
- 1. 勉強時間を増やす
- 2. 模擬試験を実施する
- 3. 過去問題集の成績から弱点を抽出する
- 4. 選択問題がある科目の方針を決めておく
- 5. まとめノートを完成させる
- 6. ラストスパート期間の学習で注意すること
- 7. ラストスパート期間にやることまとめ
1. 勉強時間を増やす
試験日から1~2か月前のラストスパート期間は、それまでの学習期間より勉強時間を増やすことをおすすめします。
これまでの学習で知識の下地ができているので、ラストスパートに勉強時間を増やすことでより知識を吸収してレベルアップすることができます。
勉強時間を確保するために、生活習慣の中から習慣を1~2つほど減らすことをおすすめします。
娯楽、趣味などの習慣を減らすようにして、睡眠時間は絶対に減らさないようにしてください。
睡眠時間を減らすと体調を崩して、試験当日にベストコンディションで挑むことができなくなります。
同じ理由からできるだけ運動などの習慣も継続することをおすすめします。
【ラストスパート期間に減らせる習慣】
- テレビ(録画しておき、試験後に見る)
- ゲーム
- 読書
- 映画鑑賞
- 買い物
- 旅行
- 友人と会うこと(事情を話して、試験後に穴埋めする)
2. 模擬試験を実施する
ラストスパートではまず模擬試験を実施しましょう。
模擬試験といってもどこかに受けに行くのではなく、自分で教材を入手して自己模擬試験を行います。
電験やエネルギー管理士などの電気系資格は、「電気計算」、「新電気」など技術雑誌の予想問題掲載号を購入し、模擬試験を実際の試験時間に合わせて実施します。
各試験ごとの予想問題が掲載されているおすすめの技術誌は下記のとおりです。
- 電験三種…「新電気」
- 電験二種…「電気計算」
- エネルギー管理士(電気分野)…「電気計算」
受験する資格に予想問題を掲載した技術雑誌がない場合は、下記方法のいずれかで模擬試験を実施してみてください。
- 学習しなかった年度の過去問題を公式サイトからダウンロードする。
- 学習した過去問題の中から最も成績が悪かった年度の問題を使う。
模擬試験の成績が悪かった課目、間違った問題があなたの苦手分野です。
ラストスパート期間では苦手分野を重点的に強化する学習を行いましょう。
(関連記事)電験、エネルギー管理士の予想問題が掲載される技術系雑誌に関しては下記リンクにて記事にしておりますのでご参照ください。
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3. 過去問題集の成績から弱点を抽出する
過去の記事でもおすすめしてきましたが、これまでの学習で過去問題集を3周解いてこられていると思います。
過去問題集の成績はエクセル表でまとめておくことで、得意問題、不得意問題の抽出がしやすくなるのでおすすめの勉強法です。
過去問題集3周の成績から、以下の要領で「得意問題」、「苦手問題」、「超苦手問題」の3段階に分類して、各段階に応じた学習法でラストスパートの学習を行います。
3-1. 得意問題について
得意問題の分類
過去問題集3周の結果が下記の成績の問題は、あなたがマスターできた得意問題に分類します。(〇:正解、×:不正解)
- 3回連続正解(〇〇〇)
- 3回中2回正解かつ3周目に正解(〇×〇、×〇〇)
得意問題の学習
得意問題については十分に理解できているので、ラストスパート期間では学習する必要はありません。
3-2. 苦手問題について
苦手問題の分類
過去問題集3周の結果が下記の成績の問題は、あなたの理解度が不十分ですがマスターできる可能性が高い苦手問題に分類します。(〇:正解、×:不正解)
- 2回正解したが3周目に不正解(〇〇×)
- 3回中2回不正解(〇××、×〇×、××〇)
苦手問題の学習
苦手問題については、もう一度解いてみましょう。
苦手問題は、1回は正解できた問題なのでマスターできる難易度の問題です。
ラストスパート期間で苦手問題を重点的に復習して、得意問題に変えていくことで、正解率を上げることができます。
また間違った理由を確認して、間違えやすいポイントを「まとめノート」にまとめていきましょう。
3-3. 超苦手問題について
超苦手問題の分類
過去問題集3周の結果が下記の成績の問題は、理解できていない超苦手問題に分類します。(〇:正解、×:不正解)
- 3回全て不正解(×××)
超苦手問題の学習
超苦手問題はもう一度解いてみて、手ごたえを確認します。
手も足も出ないくらい分からない問題は、理解するのをあきらめて捨ててしまいます。
難しすぎる問題に時間をかけるよりも、理解できる見込みのある問題に時間を使って解ける問題を増やしていきましょう。
問題の解説を読んでみて理解できそうだと思ったら、解法を整理して「まとめノート」にまとめます。
インターネットで問題を解説しているページや動画を検索して、調べることで理解できることもあります。
(関連記事)過去問題集の成績をエクセル表で記録しながら学習する勉強法については、下記リンクにて記事にしておりますのでご参照下さい。
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4. 選択問題がある科目の方針を決めておく
過去問題集の成績から弱点を抽出したときに、得意問題が多い分野と苦手問題が多い分野を確認します。
選択問題がある科目は、過去問題の成績から割り出した得意分野を優先して選択するように決めておくことで、本番でどの問題を選ぶか迷わずに試験時間を有効に使うことができます。
選択問題の多い「電験二種二次試験」、「エネルギー管理士試験」、「応用情報技術者試験(午後)」などは、選択する分野を決めておかないと試験時間が足りなくなり、合格が難しくなります。
苦手問題が多すぎる分野はあえて捨ててしまって、他の分野で正解率60%以上を確保する戦略も有効です。
5. まとめノートを完成させる
過去問題集の学習成績から抽出した「苦手問題」と理解できそうな「超苦手問題」の解法のポイント及びうっかり間違いをしやすいポイントなどをまとめノートに加筆、修正をしていきます。
まとめノートは加筆・修正しやすいようにルーズリーフを使って作成することをおすすめします。
ノートの量が多くなり過ぎないように、弱点を強化するポイントのみを残すようにします。
目安はルーズリーフ用バインダー1冊に収まる量に収めましょう。
既に理解できている問題・分野についてのページは抜いてしまいます。
まとめノートを完成させたら、勉強の合い間や移動時間などに読み込むようにすれば弱点を克服させていくことができます。
(関連記事)おすすめのルーズリーフ・バインダーについて、下記リンクで記事にしておりますのでご参照ください。
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6. ラストスパート期間の学習で注意すること
ひとことで言うと「がんばりすぎない」ことです。
がんばりすぎると疲労が蓄積し、効率も上がらずパフォーマンスが下がるだけです。
具体的に心がけることを下記にまとめておきます。
- ラストスパート期間を長くとりすぎない
- 1時間~1時間半おきに小休憩をとりながら勉強する
- 睡眠時間は削らない
- できるだけ軽い運動は続ける
- 合格できなくても、不合格の経験を次年度につなげられると割り切って考える
7. ラストスパート期間にやることまとめ
●趣味・習慣を減らして学習時間を増やす
●過去問題集の成績から得意・苦手・超苦手に分類して、下表の方針で学習する。
●重点学習した解法のポイント及びうっかり間違いをしやすいポイントなどをまとめノートに加筆して完成させる
●無理をしない(睡眠時間を削らず、休憩を挟みながら学習する。)
(関連記事)ラストスパート期間を含めた資格試験の学習の1年のスケジュールについて、下記リンクにて記事にしておりますのでご参照下さい。
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…以上、資格試験のラストスパート期間の勉強法について、書かせていただきました。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。