こんにちは、リキリツです。
今回は電気系資格やIT系資格の文章問題や論説問題を暗記するための勉強法を紹介致します。
電気系資格を受験される方は理系の方が多いので、計算問題が得意で文章問題が苦手な方が多いのではないかと思います。
電験二種の二次試験では特に「電力・管理」課目は論説問題の対策が重要になります。
私も電験三種、電験二種、エネルギー管理士の試験勉強では、文章問題が多い「法規」科目に苦手意識がありましたが、自分なりの勉強法を試すうちに文章問題の学習方法を確立させて合格することができました。
資格試験を受験される方や入試を控えている方に参考にしていただければと思います。
1. 暗記したいことを表にまとめる
文章問題の対策のために暗記したいことは、エクセルで表を作成してまとめます。
表にする理由は、用語を1つずつバラバラに覚えるよりも、表にしてユニットとしてひと固まりにして覚えた方が記憶に残りやすいからです。
例えると、メンバー1人ずつの情報を覚えるよりも、チームとして覚えたほうがチームにどんなメンバーがいるか覚えやすいというイメージです。
また、参考書などの覚えたいところに付箋をつけていくだけだと、付箋だらけになってしまい暗記の勉強に役立つとはいいにくいので、覚えたいところだけ抜粋した表を作成したほうが効果が出ると思います。
2. 表を作成するときのポイント
2-1. 表にする項目
表にする項目は下記のようなものがあります。
全部盛り込む必要はないので、自分が覚えたい項目のみ抜粋して作成すると良いと思います。
- 5W1H(誰が、いつ、どこで、何を、なぜ、どのように)
- 数字、値
- メリット・デメリット
- 特徴
- 原因、結果、対策
- 備考・補足欄
2-2. 表の項目を並べる順番
項目の1つに注目して、自分が覚えやすい順番に並べます。
並べ方の例には下記のようなものがあります。
- 数字や値がある項目の大きさの順番に並べる。
- 50音順に並べる。
- 単純なものからだんだん複雑なものになるように並べる。
- 入口から出口順(機械の構造など)
以下は、表の例です。「振幅」の項目に着目して小さいものから順に並べています。
2-3. 表を個別に作成し、まとめシートに貼り付ける
表は1つのシートに作成するのではなく、個別のシートで作成してから、まとめシートに貼り付けて作成する方法をおすすめします。
表を1つのシートで作成しない理由は、複数の表を縦に並べると全ての表に対して適切な列の幅に調整するのは困難で、できたとしても作成に時間がかかってしまうからです。
まとめシートの作成には、作成した表をコピーして「図として貼り付け」という機能で貼り付けていきます。
【図として貼り付け_やり方】
- コピーしたい表のセルを範囲選択して右クリック、コピー
- 貼り付けたい場所をクリック
- 「ホーム」タブの「貼り付け」下部の「▼」クリック
- 「その他の貼り付けオプション」の中の「図」をクリック
こうすることで表を個別で列の幅の設定ができるので、レイアウトが簡単にでき作成時間を短縮できます。
以下は、まとめシートの作成例です。
3. 表を携帯する
作成した表はPDFとして出力し、スマホ・タブレットに入れるか、印刷して常に携帯します。
できれば紙に印刷した方が、見ているときに気付いたことを空白にすぐメモできるのでおすすめです。
印刷する場合はA4サイズのままだと携帯するのに大きいので、2面割り付けで両面印刷して、半分に折るとぺージ数も少なくなり携帯しやすくなります。
4. 暗記するための勉強法
4-1. 体を動かしながら音読する
黙読するだけだと、情報を入力するだけになり、記憶に残りにくいです。
音読することで、
- 目で見る→入力
- 口に出す→出力
- 耳に入る→入力
することになるので、暗記の効果が上がります。
また体を軽く動かしながら音読することで記憶を定着しやすく効果があります。
体を動かす方法は、歩き回りながらや、柔軟体操、スクワットなどがおすすめです。
※歩きながら暗記するときは公道や人の多い場所は避けるようにしましょう。
4-2. 表を隠して隠れた部分を考えながら暗記する
電車の移動時間や静かな場所などの音読するとマナー違反になる場所では、表を黙読します。
ただ読むだけでは記憶に残りにくいので、表の最上段の項目だけ見えるようにカードなどで下の部分を隠して、隠れた部分を考えながら黙読します。
思い出せなくても考えてから見ることで、ミニテストのような効果があり記憶に残りやすくなります。
…以上、文章問題・論説問題の暗記に効果のある勉強法を紹介させていただきました。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。