電気の資格独学ブログ

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【勉強法】暗記学習を時短できる「簡易まとめノート」の作り方

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こんにちは、リキリツです。

 

資格の学習では暗記しなければならないことが多く、勉強を進めてもなかなか覚えられないということがよくあります。

 

私はそういったなかなか覚えられないことを「簡易まとめノート」にまとめて、終盤の弱点強化の学習に活用するようにしています。

 

「簡易まとめノート」は作成にあまり時間がかからず、弱点強化の周回学習も短時間で行うことができる学習法です。

 

私はこの学習法を活用して、電験二種・三種・エネルギー管理士など電気系・設備系を中心とした資格を12個取得してきました。

 

「簡易まとめノート」は特に暗記学習の割合がほとんどを占める危険物乙4、2級ボイラー技士、3種冷凍機械、消防設備士などで有効だと思っています。

 

独学での勉強法を模索されている方に、勉強法の一例として参考にしていただければと思います。

 

1. 簡易まとめノートの作り方

1-1. 弱点の抽出

まずは弱点=覚えられないことを抽出していきます。

 

資格学習の王道である、過去問題を3周解いた成績から弱点は抽出できます。

 

ただし弱点を抽出するためには、成績を記録しながら過去問題を解いておくことが前程となります。

 

弱点として、過去問の成績の悪かったものを抽出します。

 

例えば、「3回中2回以上間違った問題」や「3回目に間違った問題」など条件を決めて抽出していきます。

 

過去問の成績をエクセル表で集計しておくと、後から弱点の抽出が簡単にできるのでおすすめです。

 

(関連記事)

過去問題集の成績を記録しながら行う勉強法については、以下リンク先の記事にて詳細を書かせていただいております。ご興味をお持ちいただけましたら、ご参照ください。

↓  ↓  ↓

rikiritsu.com

 

1-2. エクセルで書式を作成する

簡易まとめノートの書式をエクセルで作成します。

 

書式は下記のようにシンプルなものです。

 

(簡易まとめノート書式)

 

1-3. 抽出した弱点の問題についての要点をエクセル書式に入力する

抽出した弱点の要点をエクセル書式に入力していきます。

入力する内容は以下のとおりです。

 

「整理番号」欄…整理用の通し番号

「項目」欄…タイトル、質問、問題など

「詳細」欄…答え、説明など

 

具体的な作成例を以下に示します。

以下のものは消防設備士乙7を学習するために実際に作成したものの一部です。

 

(※作成例では見やすくするため、整理番号欄をさらに2分割しています)

 

1-4. 過去問にはないが参考書にある覚えておきたいことを入力

資格によっては、過去問だけで学習していたのでは合格点に届かないものもあります。

 

そういう場合は、過去問を3周演習した後に参考書を復習してみて、自分がまだ覚えられていないと感じるところがあれば、簡易まとめノートに入力しておくことをおすすめします。

 

1-5. 印刷する

作成したエクセル表を印刷します。

印刷せずにタブレットなどで見ても構いませんが、私は目が疲れるので紙で印刷したもので学習するようにしています。

 

横幅はA4サイズ縦でちょうど良くなるように調整します。

 

印刷すると以下のようなものになります。

(以下の例では、ページ数を少なくするため2面割り付けでの印刷としています。)

 

(印刷レイアウト)

 

2. 簡易まとめノート作成時に注意すること

次に簡易まとめノートを作成する際、注意しなければいけないことを2点説明させていただきます。

2-1. 学習の序盤で作成しない

簡易まとめノートは学習の序盤から作成しないようにしてください。

 

簡易まとめノートを作成する目的は、なかなか覚えられないことや何度も間違ってしまうことを覚えるために情報を整理することです。

 

学習の序盤から簡易まとめノートを作成すると情報量が多くなりすぎ、周回学習に不向きなものになってしまいます

 

過去問題を3周解いた後くらいの学習の中盤以降から、簡易まとめノートを作成するのがちょうど良いと思います。

 

2-2. 完璧なものを作ろうとしない

ノートを作るときに完璧なものを作りたいと思われる方もいらっしゃると思います。

 

完璧なものを作ろうとすると、作成時間がかかりすぎます

 

目的は覚えられないことの強化学習であり、人に見せるものや販売するものではないので、完璧なものを作成する必要はありません。

 

できる限りノートの作成時間は短くなるように、抽出した弱点のみを簡潔に記入するようにします。

 

3. 簡易まとめノートを使った学習方法

印刷した簡易まとめノートでどのように学習するかを説明させていただきます。

 

勉強方法はいたってアナログなものとなりますが、詳細欄を隠ししながら項目欄を見て詳細欄に何が書いているか答えることを上から順に読んでいくだけです。(以下写真参照)

 

 

単語カードでの学習と同じように、ミニテストを繰り返して行うイメージです。

 

シンプルな方法ですが、弱点だけを繰り返し高速で周回させることができます。

 

4. 簡易まとめノートのメリットとデメリット

4-1. メリット

簡易まとめノートには以下のようなメリットがあります。

 

  • 手書きノートや単語カードを作成するより時間を短縮できる
  • 過去問に付箋を貼って学習するより、高速で繰り返し学習ができる
  • 必要な情報のみを集めているので、集中して弱点の強化学習ができる
  • 手書きで作成する場合に比べて、編集・追記が容易にできる
  • かさばらない

 

他の方法と比べて、作成時間を短縮できるというのは大きなメリットです。

 

私は簡易まとめノートを作成するのに、過去問3周の演習後約1~2日で作成できています

 

例えば直近では私は、消防設備士乙7でA4用紙4枚の簡易まとめノートの作成を1日で完成できました.。

 

また必要な情報のみを集めているので、試験直前の見直しや最終チェックにも非常に役立てることができます。

 

4-2. デメリット

簡易まとめノートのデメリットは以下のようなものがあります。

 

  • 図や記号を含む情報には不向き
  • 複雑な数式などの記載に不向き
  • 行列数が多い表に不向き
  • 入力ミスによる誤字・脱字に注意が必要

 

デメリットとしては、図、記号、複雑な数式、行列数の多い表などの記載に不向きなことが挙げられます。

 

図、記号、複雑な数式などがある場合は、手書きのノートの方が向いていると思われます。

 

行列数の多い表は、エクセルで別途作成した方が良いでしょう。

 

また入力間違いをすると、間違って暗記してしまうことにつながるので注意が必要です。

 

…以上、時短学習向けの暗記用簡易まとめノートでの学習法について、書かせていただきました。

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。