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【危険物取扱者乙4】社会人の独学での一発合格体験記

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こんにちは、リキリツです。

 

私事ですが、先日受験しました乙種第4類危険物取扱者試験一発合格をすることができました

 

今回は、乙種第4類危険物取扱者試験の一発合格体験記を書かせていただきます。

 

使用したテキスト学習内容反省点などを紹介させていただきますので、乙種第4類危険物取扱者試験の受験を検討されている方に、合格するためのプロセスの一例として参考にしていただければと思います。

 

 

独学社会人の「乙種第4類危険物取扱者試験一発合格体験記

1. 受験動機と私のスペック

1-1. 受験動機
  • 乙種第4類危険物取扱者が会社(製造業)で取得することを推奨されていたから
  • 設備・製造に関する知識の幅を広げるため

 

1-2. 受験当時の私のスペック

私は40代のサラリーマンで製造業で設備を担当しております。電気設計・生産技術・電気設備の保安などの業種での職歴がありましたが、危険物に関しては今回が初めての学習でした。

 

取得済みの資格一覧は下記のとおりです。(取得順)

  • 初級システムアドミニストレータ
  • 応用情報技術者試験
  • 第三種電気主任技術者
  • 第二種電気主任技術者
  • エネルギー管理士試験(電気分野)
  • 第二種電気工事士

 

2. 使用したテキスト

私が購入した参考書は「乙種4類危険物取扱者試験令和4年版」(公論出版)です。

 

この参考書は黒一色の印刷でシンプルですが、太字での強調やイラスト・表などが効果的に挿入されており、初めて危険物の学習をする方でも理解しやすい構成となっています。

 

書店で10冊近くの参考書を見比べて、この参考書が最も分かりやすく感じました。

 

特に第1章(危険物に関する法令)と、第3章(危険物の性質・火災予防・消火の方法)の章末のまとめの表は学習の仕上げでかなり役に立ちました

 

また低価格(1800円)ですが、テキスト+問題集が1冊にまとまっていて525問と十分な量の問題数が掲載されているので、この1冊で問題なく試験対策ができました。

 

(関連記事)

参考書「乙種4類危険物取扱者試験令和4年版(公論出版)」については以下リンクにて詳細を書かせていただいておりますので、よろしければご参照ください。

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3. 学習内容

3-1. 序盤の学習(参考書をひととおり読む)

まず最初に参考書を最初から最後までひととおり読みました

 

最初の目的はざっくりとした内容の把握だけですので、ノートは作成せずに参考書を流し読みするだけです。

 

最初からノートを作成してしまうと、量が多くなりすぎて非常に見にくいノートになってしまいます

 

使用した参考書は索引を除くと384ページあるので、1日30ページ読むことをノルマにして、約2週間かけて読み終えました。

 

3-2. 中盤の学習(問題を2周解く)

使用した参考書は項目ごとにテキスト部と過去問題部が交互に収録されているものでしたので、過去問題部を成績を記録しながら2周解きました

 

成績の記録は後から弱点を抽出しやすくするため、エクセル表を作成し入力していきました。

 

間違った問題については、テキスト部で復習しながら問題を解き進めました。

 

中盤の学習でもまだノートは作成しません

 

(関連記事)

記録を作成しながら過去問題での学習法については、以下リンク先の記事にて詳細を書かせていただいております。よろしければご参照ください。

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3-3. 終盤の学習(弱点の強化学習)

問題を2周解いた成績から以下のように「マスターした問題」と「苦手な問題」に分類して、「苦手な問題のみ3周目を解きました

 

  • マスターした問題」…2週連続正解した問題
  • 苦手な問題」…1回以上間違った問題

 

「苦手な問題」の3周目でまだ間違ってしまった問題は、4周目も解きました。

 

また「苦手な問題」で特に覚えにくいと思った内容について、ルーズリーフエクセル表まとめノートを作成しました。

 

「苦手な問題」の4周目の学習を終わった段階で、学習の成果を確認するためにこれまでの学習で使用していない問題を使って模擬試験」を実施しました。

 

模擬試験用の問題には、消防試験研究センターのホームページから直近1回分のみ過去問題をダウンロードできるので、これを使用しました。

 

(関連リンク)

「消防試験研究センター」ホームページ中の「過去に出題された問題」から直近1回分のみ過去問題がダウンロードできます。

 ↓  ↓  ↓

過去に出題された問題|危険物取扱者試験 |一般財団法人消防試験研究センター (shoubo-shiken.or.jp)

 

(関連記事)

特に覚えにくいと思った「製造所などに関する基準」についての暗記用資料について、以下リンク先にて詳細を書かせていただいております。私が受験した時の試験でもこちらの暗記用資料からの出題があり役に立ちました。よろしければご参照ください。

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4. 学習期間と学習時間

  • 学習期間:約2か月間
  • 学習の頻度:平日は毎日。土日祝は勉強をしない日もありました。
  • 1回あたりの学習時間:0~3時間(平均1時間
  • 総学習時間:約60時間

学習期間を長めに設定したので、1日当たりの勉強時間はあまり多く取らず、余裕をもってすすめられるようにしました。

 

2ヵ月の学習期間を約8週間として、どのように時間を使ったかを以下の表にまとめます。

1週目 2週目 3週目 4週目 5週目 6週目 7週目 8週目
段階 序盤 中盤 終盤
学習内容 参考書の通し読み 過去問題での学習(1~2周目) 弱点の強化学習

 

5. 暗記問題と計算問題の割合

乙種第4類危険物取扱者試験の問題は、ほとんどが暗記問題です。

 

私が受験した試験では、計算問題は「基礎的な物理・化学」科目の化学式から物質の質量を求める問題のみの1問だけでした。

 

(関連記事)

乙種第4類危険物取扱者試験の試験会場でのレポートを以下リンク先の記事で書かせていただいております。よろしければご参照ください。

 ↓  ↓  ↓

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6. 試験結果

試験結果は合格発表日に「消防試験研究センター」のホームページ内の「合格者受験番号一覧」で閲覧することができます。

 

また合格通知のハガキが合格発表の数日後に届きます。

 

私の場合は、合格発表の4日後に合格通知が届きました。

 

(関連リンク)

「消防試験研究センター」ホームページ内の合格者受験番号一覧検索ページ

 ↓  ↓  ↓

合格者受験番号一覧検索(危険物取扱者) 受験地選択 (shoubo-shiken.or.jp)

 

試験の得点については、合格通知のハガキに3科目の正答率が記載されています。

 

私の試験結果は以下表のとおりでした。

科目 出題数 正解数 正解率 判定基準 判定
法令 15 14 93% 60% 合格
物理・化学 10 9 90% 60% 合格
性質・消火 10 8 80% 60% 合格
合計 35 31 89% 60% 合格

 

7. 反省点

試験結果だけ見れば余裕があるように見えますが、試験直後は手ごたえが悪くかなり不安に思っていました。

 

特に「性質・消火」の科目については、10問中5問の解答に自信がありませんでした。

 

試験出題形式が五肢択一式ですので、絶対に違う選択肢を除いて二~三肢まで絞って解答したものがたまたま正解したものが何問かあるように感じました。

 

(「性質・消火」科目の学習が不足していたところ

  • 出題頻度の少ない物品名について、特殊引火物・第1~4石油類・アルコール類・動植物油類のどれに分類されるか分からないものがあった。
  • 水溶性」とそれ以外で物品名を覚えていたが、「非水溶性」と「やや水に溶ける」という分類も覚えておかなければいけなかった。
  • 燃焼範囲の数値も各物品名ごとに可能な限り、覚えておく必要があった。

 

これらの学習が不足していた項目は、使用していた参考書「乙種4類危険物取扱者試験令和4年版(公論出版)」の「性質・消火」科目の章末に掲載されていた51種類の乙種第4類危険物の特性をまとめた一覧表をもっと読み込んでおけば覚えられる内容ばかりでした。

 

8. 独学か資格講座を利用するか

私は「乙種第4類危険物取扱者試験」の学習を独学で進めました。

 

「乙種第4類危険物取扱者試験」を受験される方の中には、独学で進める自身がない方もいらっしゃると思います。

 

勉強のやり方が分からない方異分野からの挑戦の方効率よく資格を取得したい方には「資格講座」に申し込むのも手段の1つです。

 

独学で何度も不合格になってしまうと、受験費用もかかるし、モチベーションも下がってしまいせっかく学習したのに挫折してしまうことも考えられます。

 

参考書を読んでみたが全く理解できないと感じた場合などは、独学より資格講座を検討することが合格への近道にもなります。

 

無理をせず自分にあった勉強法を柔軟に試して合格を目指すことをおすすめします。

 

「乙種第4類危険物取扱者試験」の資格講座を紹介致しますので、ご興味をお持ちの方はご参照ください。

 ↓  ↓  ↓

 

…以上、「乙種第4類危険物取扱者試験」の一発合格体験記を書かせていただきました。

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。