こんにちは、リキリツです。
今回は私が2021年12月に第二種電気工事士の技能試験を受験した際の、前日の準備から試験終了までの体験をレポートさせていただきます。
なお私は電験三種取得済みですので、筆記試験は免除となり技能試験のみの受験でした。
第二種電気工事士試験の受験を検討されている方や、興味をお持ちの方に試験会場の雰囲気や資格試験を受験する際の心構えなど1つの例として参考にしていただければと思います。
※2021年12月19日に公開した記事ですが、2023年12月22日に修正・更新いたしました。
- 試験前日にやったこと
- 当日の朝から会場まで(6:00~10:20)
- 会場到着(10:20~)
- 受験上の注意についての説明(10:50~11:18)
- 材料確認(11:18~11:28)
- 試験時間(11:30~12:10)
- 終了~退出(12:10~)
- 試験結果の発表などの時期は?
試験前日にやったこと
持ち物を全てカバンの中にいれて、当日の朝にすぐ出発できるように準備しました。(持ち物は前日に準備!)
前日の夜は天気が悪く風も強かったので、電車の遅延の情報を確認したところ大丈夫でしたが、念のため予定していた電車より1本早い電車でいくことにして、時刻表の確認をしました。(土・日と平日はダイヤが異なるので注意が必要です。)
いつもより早めの22時ごろに就寝して、試験当日を万全の体調で迎えられるよう準備しました。
(関連記事)試験前日から当日にやるルーティンについて、下記リンクにて記事にしておりますので、よろしければご参照ください。
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当日の朝から会場まで(6:00~10:20)
予定していた時刻に起床して、持ち物の最終確認をして出発しました。
天候は小雨でしたが、電車のダイヤは正常のようでした。
電車の中では寝てしまうと乗り過ごしの危険があるので、寝ずに参考書の欠陥基準のページやこのブログで書いた第二種電気工事士についてまとめた記事などを読んで時間を過ごしました。(電車の中では寝ない!)
また起きてから脳が活性するまで数時間かかるので、二度寝してしまうと試験時間に脳が働かないようになるので特に試験当日は二度寝を控えましょう。
電車の遅延もなく会場の最寄り駅には9時ごろ到着しました。
会場への入室時刻は10:50で少し早すぎるので、下見していた喫茶店に行き1時間ほど時間を過ごしました。トイレもこの喫茶店でお借りして済ませておきました。(最寄り駅には早めに到着。下見していた喫茶店で最終チェックとトイレ)
喫茶店では参考書を見ながら、持参したメモ用紙に候補問題全13問の複線図を描く練習をして時間を過ごしました。
会場到着(10:20~)
会場の入室期限時刻は10:50なので、30分前に会場に到着します。
試験会場の入口ではコロナウィルスの感染拡大予防の対策として、係員の指示に従い手首での検温とアルコールによる手の消毒を実施します。(マスク着用していないと入場不可)
会場入口前に座席表が貼り出されているので、受験票の番号を見ながら自分の座席を探します。
分からなければ係員の方が近くにいらっしゃいますので、気楽に聞きましょう。
机の角に受験番号と氏名(カタカナ)が書かれた紙が貼られています。
会場の座席数を見たところ、受験生の人数はは200~300人くらいでした。
座席は3人掛けの長机の真ん中を空席にして両端に1人ずつ座れるようにして準備されています。(3人掛けの机に2人座るので、1.5人分のスペースを使うことができます。)
座席にはグレー色の作業用厚紙(大きさは35cm×50cmくらい)と試験の注意事項が書かれた紙が置かれています。
注意事項が書かれた用紙には、試験の時間割が書かれています。(下表参照)
①受験上の注意について説明 | 10:50~ |
②入室禁止時刻 | 10:55~(途中退出不可) |
③材料確認時間 | 11:18~11:28 |
④試験開始 | 11:30~ |
⑤試験終了 | ~12:10 |
注意事項の用紙は裏面もあるので、忘れずに読んでおきます。
試験で使用する工具、筆記用具を使いやすいように配置して準備をしました。
私は工具類は全てホーザンの工具セットポーチの中に入れていましたので机の右側に縦向きに置いてチャックを空けておきました。
受験票は机に貼られた受験番号の下に置きます。(試験中に試験官の方が回収されます。)
後は携帯電話の電源を切ってカバンに入れたり、注意事項に書かれていることを済ませていきます。
後は緊張を和らげるために持参した飲み物を少し飲んで、目薬をさしリラックスした状態で待っていました。
(現地ではもう参考書類は見ませんでした。)
(以下は実際に配布された注意事項用紙の写真です。)
受験上の注意についての説明(10:50~11:18)
10:50になると試験官の方から試験についての説明が始まります。
(10:55を過ぎると入室禁止となるので、トイレなどに現地で行く方は時間に余裕をもって行くようにしましょう。)
試験官の方の説明を聞き、指示に従います。
11:10ごろから、試験問題と支給材料が配られます。
試験問題とダンボール箱に入った支給材料を配られても指示があるまでは、試験問題のページをめくったり、材料の箱に触るのは禁止されています。
試験問題の表紙には支給材料のリストが書かれています。
このリストは指示があるまで見ていても大丈夫なので、材料リストの内容を見れば問題番号を類推することができます。(事前に問題ごとの。特性をしっておくことで、試験材料リストを見た段階で試験問題を類推し心構えをすることができます。)
私が受験した会場では候補問題No.13の自動点滅器回路の問題が出題されることが分かったので、頭の中で作業する順番を確認して待っていました。(作業の順番を頭の中で整理しておく。)
No.13の問題は比較的難易度は易しいほうなので、慌てなくても落ち着いて作業すれば時間が足りなくなることは少ないと気持ちの準備をすることができました。
(関連記事)候補問題全13問の難易度については、以下リンクにてランキングを記事にしておりますので、よろしければご参照ください。
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材料確認(11:18~11:28)
試験官の方から、材料を確認するよう指示があるので、ダンボール箱を開けます。
最初に作品につける受験番号札に自分の受験番号を黒ボールペン(鉛筆でも可)で記入します。
次に試験問題の表紙のリストに赤ボールペンでチェックしながら支給材料が揃っているか確認をしていきます。
ケーブル類は本数だけではなく、持参したスケール(メジャー)で長さも確認します。
材料に不備があれば、挙手をして交換を申し出てください。
試験開始後は支給材料の交換は認められないので、材料確認時間中に必ず確認するようにしましょう。
確認した材料は作業しやすいよう机の上に配置して置きました。
差込形コネクタとリングスリーブは個別でビニールの袋に入っています。
ビニール袋から出してしまうと、細かい部品なので作業中に紛失してしまう恐れがあるので、ビニール袋のミシン目を裂いておきすぐ出せる状態にして置いておきます。
最初に作業を始める部品(No.13の問題だったので、埋込連用枠とコンセント)をすぐ作業が始められるように手元に配置します。
メジャーを机の手前側に50cm出して置き、最初に使用する工具(今回はマイナスドライバー)をポーチから出して置いておきました。
(注意)材料確認時間中に端子台のネジを緩めたり、複線図を描いたりするのは禁止事項です。
試験時間(11:30~12:10)
試験時間は11:30~12:10の40分間です。
試験中に試験官の方が受験生の顔の確認と受験票の回収でまわられますので、指示に従ってマスクをずらして試験官の方に顔を確認してもらってください。
試験開始の合図が出たら、試験問題用紙を開き、施工条件欄の下のスペースに4色ボールペンで複線図を描きます。(目安は2分程度)
ここから決めていた手順通りに課題を組み上げていきます。
私の場合は、No.13の問題は下記の手順で作業するように決めていました。
連用枠への部品の取り付け
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切断しなくてよいケーブルへの部品の取り付け
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切断する必要のあるケーブルへの部品の取り付け
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差込形コネクタへの接続
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リングスリーブの圧着
部品の取り付けは下記のように手間のかからない部品から順に取り掛かるように決めていました。
施工省略部
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差し込み(コンセント、スイッチなど)
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ネジ締めのみ(端子台など)
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輪作り(ランプレセプタクルなど)
特に大きな問題もなく、約30分で作業が完了しました。
残りの10分で作品の形を整えて、施工ミスの確認を行い、ネジは緩みがないか増し締めをして、最後に受験番号札を作品に取り付けました。
受験番号札は作品のどこに付けても問題有りません。(私は埋込連用枠に取り付けました。)
途中退出はできないので、施工ミスがないか隅々までチェックを行い終了時間を迎えました。
終了~退出(12:10~)
試験官の方から試験終了の合図があるので、直ちに作業をやめます。
試験終了時刻の合図以降に作品に触れると不合格となるので、指示に従ってください。
試験終了後は、切りくず用のビニール袋に切りくずを片付けて、問題用紙・工具・筆記用具などをカバンに片付けます。
作品・切りくずのビニール袋・ダンボール箱は机の上に置いたままにします。
係員の方から受験生に順番で「退出票」が配られます。
「退出票」を受け取った受験生から順に退出することができますので、順番がくるまで待機します。
「退出票」を受け取ったら、指示に従い出口に向かい、出口の係員に「退出票」を渡して退出します。
試験結果の発表などの時期は?
配布された注意事項の用紙に記載されており、2021年下期の解答公表日・結果発表日は以下のとおりでした。
- 解答公表日:2021年12月20日(日)
- 試験結果発表日:2022年1月28日(日)
解答公表日は試験の翌日、試験結果発表日は試験日から1か月+1週間後でした。
試験の結果が発表されるまで、合格・不合格どちらの可能性にも備えて、次の目標を設定していきたいと思います。
(追記)無事合格していました。合格体験記は以下のリンク先記事にて詳細を書かせていただいております。よろしければご参照ください。
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…以上、第二種電気工事士技能試験の受験体験をレポートさせていただきました。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。