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【消防設備士乙6】社会人の独学での一発合格体験記

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こんにちは、リキリツです。

 

私事ですが、先日受験しました消防設備士乙種第6類一発合格をすることができました

 

今回は、消防設備士乙種第6類の一発合格体験記を書かせていただきます。

 

私は社会人なので、働きながら帰宅後や休日の時間を利用し独学で資格の勉強をしています。

 

使用したテキスト学習内容などを紹介させていただきますので、消防設備士乙種第6類の受験を検討されている方に、独学で合格するためのプロセスの一例として参考にしていただければと思います。

 

 

社会人の独学での「消防設備士乙6一発合格体験記

1. 受験動機と自己紹介

1-1. 受験動機

消防設備士乙6を受験することにした動機は、現在の業務で携わっている電気設備にも設置されている消防設備関連の知識を広げたいと思い、消防設備士の資格に興味を持ちました。

 

まず2023年3月に消防設備士甲4を受験し合格できたので、次に消防設備士の中でも最も受験者が多く受電設備内でも必ず設置される消火器を対象とする消防設備士乙6を受験することとしました。

 

1-2. 受験当時の私について(自己紹介)

私は製造業で設備を担当している40代のサラリーマンです。電気設計・生産技術・電気設備の保安などの業種での職歴があります。

 

消防設備に関しては実務経験はありませんが、資格は消防設備士甲4を取得済みでした。

 

受験前に取得済みだった資格の一覧は、下記のとおりです。(取得順)

  • 初級システムアドミニストレータ
  • 応用情報技術者試験
  • 第三種電気主任技術者
  • 第二種電気主任技術者
  • エネルギー管理士試験(電気分野)
  • 第二種電気工事士
  • 乙種第4類危険物取扱者
  • 2級ボイラー技士
  • 品質管理検定3級
  • 第三種冷凍機械責任者
  • 消防設備士甲種第4類
  • 日商簿記検定3級

 

2. 受験資格と科目免除について

消防設備士乙6には受験資格は不要なので、誰でも受験できます。

(※参考:甲種には受験資格が必要です。)

 

また、4類の消防設備士を取得していると「消防関係法令の共通部門:6問」の科目免除を受けることができますが、私は科目免除を受けずに受験することにしました

 

科目免除を受けなかった理由は、以下の2つです。

  • 科目免除される内容は、取得済みの資格で理解できている問題なので免除しないほうが得点を稼げると思ったから
  • 科目免除を適用すると、免除された問題数に応じて試験時間が短縮される上に、初めて学習する分野の問題のみで合格基準60%をしなければならず、不利になってしまうと考えたから

3. 使用した教材

3-1. 使用したテキスト

私が購入した参考書は「消防設備士種第6類 令和5年版 」(公論出版)です。

 

この参考書は黒一色の印刷でシンプルですが、太字での強調やイラスト・表などが効果的に挿入されており、初めて消防設備士の学習をする方でも理解しやすい構成となっています。

 

今回の受験以前に、消防設備士甲4・危険物乙4・2級ボイラー試験でも公論出版さんの参考書を使用して、一発合格したことがあったので、設備関連の参考書として信頼感もありました。

 

書店で他の参考書とも見比べてみましたが、やはりこの参考書が最も分かりやすく感じました。

 

また、テキスト+問題集が1冊にまとまっていて問題数も407問と十分な量が掲載されているので、この参考書で問題なく試験対策ができました。

 

(関連記事)

参考書「消防設備士種第6類 令和5年版 」(公論出版)については以下リンクにて詳細を書かせていただいておりますので、よろしければご参照ください。

 ↓  ↓  ↓

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3-2. 使用したアプリ

今回の消防設備士乙6の学習では、スマホ用の料アプリを補助的に使用しました。

 

使用したアプリは「attractive.app」さんの「消防設備士乙6試験対策アプリ2023乙種第6類予想問題集」という無料アプリです。

 

アプリストアから「消防設備士乙6」で検索すれば、見つけることができます。

 

約10問ずつを1ブロックとして構成されていて、分野ごとに学べる「分野別問題」と試験に慣れるための「総合問題」のどちらかを選んで学習することができるアプリです。

 

問題数も豊富で約900問の問題が収録されています。

 

このアプリを空き時間や終盤の実力チェックのために使用しました。

 

(アプリ画面)

4. 学習期間と学習時間

  • 学習期間:約2か月間(8週間)
  • 学習の頻度:平日は毎日。土日祝は勉強をしない日もありました。
  • 1日あたりの学習時間:最初の1か月半は平均1時間弱、最後の2週間は平均2時間
  • 総学習時間:約70時間

2か月間を序盤・中盤・終盤に分けて学習を進めていきました。

(学習内容詳細は以下の項目で書かせていただきます。)

 

5. 学習内容

5-1. 序盤の学習(1~2週目)

まず最初に参考書を最初から最後までひととおり読みました

 

最初の目的はざっくりとした内容の把握だけですので、ノートは作成せずに参考書を流し読みするだけにしました。

 

最初からノートを作成してしまうと、量が多くなりすぎて非常に見にくいノートになってしまいます

 

使用した参考書は389ページあるので、1日30ページを読むことをノルマにして、約2週間かけて読み終えました。

 

5-2. 中盤の学習(3~5週目)

使用した参考書は項目ごとにテキスト部と過去問題部が交互に収録されているものでしたので、過去問題部を成績を記録しながら3周解きました

 

成績の記録は後から弱点を抽出しやすくするため、エクセル表を作成し入力していきました。

 

間違った問題については、テキスト部で復習しながら問題を解き進めました。

 

中盤の学習でもまだノートは作成しません

 

中盤の学習の期間は約3週間でした。1週間にテキストを1周するペースで無理なく学習を進めました。

 

(関連記事)

記録を作成しながら過去問題での学習法については、以下リンク先の記事にて詳細を書かせていただいております。よろしければご参照ください。

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5-3. 終盤の学習(6~8週目)

まず中盤学習でのテキストを3周解いたの成績から「マスターした問題」と「苦手な問題」に分類して、「苦手な問題のみ強化学習のために4周目を解きました

 

  • マスターした問題」…2週連続正解した問題
  • 苦手な問題」…1回以上間違った問題

 

また「苦手な問題」で特に覚えにくいと思った内容について、エクセル表まとめノートを作成しました。

 

「苦手な問題」の4周目の学習を終わった段階で、学習の成果を確認するためにこれまでの学習で使用していない問題を使って模擬試験」を実施しました。

 

模擬試験用の問題には、消防試験研究センターのホームページから直近の過去問題をダウンロードできるので、これを使用しました。

ただし全類共通の問題だったので、第6類だけを抜き出すと本番の試験問題数よりかなり少ない問題数しかありませんでした。

 

仕上げとして、これまで学習してきた理解度チェックのために、学習用無料アプリの問題約900問を1周解きました。

 

アプリで間違った問題の解説画面をスクリーンショットで保存しておき、最後に復習できるようにしておきました。

 

試験の直前にはまとめノートによる復習、弱点問題の復習を再度実施しました。

 

(アプリで間違った問題の解説ページスクリーンショット画像一覧)

 

(関連リンク)

「消防試験研究センター」ホームページから、「消防設備士試験」→「過去に出題された問題」から直近1回分のみ過去問題がダウンロードできます。

 ↓  ↓  ↓

トップ|一般財団法人消防試験研究センター (shoubo-shiken.or.jp)

 

6. 難しく感じたところとその対策

消防設備士乙6の学習を進めていくなかで、理解が進みにくく難しいと感じたところ2つありました。

 

1つ目は、「実技試験 鑑別」分野です。

 

消防設備士乙6の実技試験記述式の試験なので、解答を選択肢から選ぶのではなく暗記したことを文章で解答する必要があるため、中途半端な記憶では正解できません

 

「実技試験 鑑別」の対策として、公論出版参考書の問題で何度も間違ったことを以下のような表にまとめて、終盤の学習で何度も読んだり書いたりして覚えました

 

(実技試験鑑別科目のまとめノート作成例)

 

2つ目は、消火器の種類が多くて適応する規格や性質などをなかなか覚えられなかったことです。

 

消火器の種類と規格・性質に関する学習の対策として、主な消火器7種類に対応する一覧表を作成し、繰り返し学習することで克服できました。

 

(消火器の種類と性能・規格一覧表作成例)

※作成した一覧表の詳細については、以下の関連記事をご参照ください。

 

(関連記事)

学習時に作成したまとめノートの内容から「防火対象物」と「各種消火器」について、以下リンク先にて詳細を書かせていただいております。私が受験した時の試験でもこちらの暗記用資料からの出題があり役に立ちました。よろしければご参照ください。

 ↓  ↓  ↓

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7. 出題傾向

消防設備士乙6の出題傾向について、暗記問題と計算問題の割合については、暗記問題が大半を占めます

 

計算問題は割合が少なく、出題される科目は、筆記試験の「機械に関する基礎知識」と実技試験だけです。

 

そもそも電卓が持ち込み不可の試験なので、計算問題のレベルは高くなくウェートも少ないです。

 

また、参考書や問題集に掲載されている問題と同じ又は類似した問題がかなり多く出題されているように感じました。

(使用していたテキストは公論出版さんのテキストです。)

 

感覚としては、参考書1冊をやりこめば十分対応できる試験だと感じました。

 

(関連記事)

消防設備士乙6の試験会場でのレポートを以下リンク先の記事で書かせていただいております。よろしければご参照ください。

 ↓  ↓  ↓ 

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8. 試験結果

試験結果は試験日から約1か月後の合格発表日に「消防試験研究センター」のホームページ内の「合格者受験番号一覧」で閲覧することができます。

 

また合格通知のハガキが合格発表の数日後に届きます。

 

私の場合は、合格発表の4日後に合格通知が届きました。

 

試験の得点については、合格通知のハガキに各科目の正答率が記載されています。

 

私の試験結果は以下表のとおりでした。

 

 

(試験結果まとめ)

科目 出題数 正解数 正解率 判定基準 判定
法令 10 10 100% 40% 合格
基礎知識 5 5 100% 40% 合格
構造・機能 15 14 93% 96% 合格
筆記全体 30 29 96% 60% 合格
実技試験 ? ? 85% 60% 合格

 

※問題用紙を持って帰ることができなかったので、実技試験の詳細の問題数を覚えていませんでした。(実技試験問題数は大問5問で、それぞれ2~3問の小問で構成されています。)

 

9. 感想

学習で使用した公論出版さんのテキストから同じ問題が多く出題されたので、危なげなく合格できたという印象です。

 

学習内容や学習期間についても、2か月間で無理なく段階的に理解度を深めることができたと思っています。

 

今回はツイッターで学習進捗や内容をツイートしながらの学習でしたが、資格を取得されている方からのアドバイスや受験に向けて学習されている方の頑張っておられるツイートに励まされながら学習を進めることができたと感じています。

 

今後、私もツイッターやこのブログなどで、同じ資格の取得を目指している方に有効なコメントができればと思っています。

 

…以上、「消防設備士乙6」の一発合格体験記を書かせていただきました。

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。